フローグラフ API を使用すると、関数ノード、多機能ノード、継続ノード、非同期ノードなどの計算ノードに軽量のポリシーを適用できます。軽量のオーバーヘッドを有効にすると、スケジュールのオーバーヘッドを軽減できます。しかし、タスクの並列実行を制限する可能性があるため、慎重に評価してからポリシーをどのノードに適用するか決定してください。
軽量ポリシーは、ノード本体にわずかなワークが含まれていて、タスクをスケジュールするオーバーヘッドなしで実行する可能性を示します。非同期ノードは計算比率が小さいため、デフォルトでは軽量ポリシーが有効になっています。そのほかの計算ノードでは、キャンバスにドラッグ & ドロップされると軽量ポリシーは無効になっています。
次のケースで軽量ポリシーを使用します。
グラフを検証する際に、グラフ規則チェックは軽量ポリシーを適用できるノードを自動的に識別します。上記の条件が満たされていないにもかかわらず軽量ポリシーが設定されている場合、グラフ規則チェックは該当するノードの軽量ポリシーの無効化を推奨します。
軽量ポリシーを敵yソウル推奨事項を表示するには次の操作を行います。
[ツールバー] の [グラフ規則チェック] アイコンをクリックして、チェックを実行します。
結果を見るには [解析レポート] タブに移動します。
結果を基に特定のノードの軽量ポリシーを設定または無効にします。
単一ノードの軽量実行ポリシーを設定または無効にするには、次の操作を行います。
ノードをクリックして、右ペインにノードのプロパティーを表示します。
[Execution policy (実行ポリシー)] プロパティーを [none (なし)] に設定して軽量ポリシーを無効にするか、[lightweight (軽量)] に設定して軽量ポリシーを有効にします。
小規模計算ノードまたは非同期ノードの軽量ポリシーを有効にすることを検討する、または小規模計算ノードまたは非同期ノードの軽量ポリシーを無効にすることを検討する、というレポート行を複数選択するとキャンバス内のすべてのノードがハイライトされ、選択したすべてのノードに共通のプロパティーが表示されます。
[Execution policy (実行ポリシー)] プロパティーを[なし]に設定して軽量ポリシーを無効にするか、[軽量] に設定して軽量ポリシーを有効にします。
例えば、複数のノードで軽量ポリシーを有効にするには次のようにします。

ノード実行ポリシーに関連するもう 1 つの重要な属性はバッファーポリシーです。
軽量ポリシーが有効である場合に、バッファーポリシーをqueueingに設定すると、フローグラフ・アナライザーは C++ コード生成でノード宣言のポリシー・パラメーターにqueueing_lightweightを追加します。
バッファーポリシーをrejectに設定すると、フローグラフ・アナライザーは C++ コード生成でノード宣言のポリシー・パラメーターにrejecting_lightweightを追加します。
例えばデフォルトでは、非同期ノードはqueueing_lightweightに設定されており、フローグラフ・アナライザーは非同期ノードのコード生成でポリシーを追加することはありません。非同期ノードのバッファーポリシーをrejectに設定すると、コード生成時に非同期ノード宣言のポリシー・パラメーターにrejecting_lightweightが追加されます。