環境設定 (Preferences)

[Preferences] ダイアログボックスを使用して、特定プロパティーの優先するグローバル値を設定します。

[Edit] > [Preferences] に移動するか、ツールバーの 編集アイコン をクリックします。[Preferences] ウィンドウが開きます。


プリファレンス・ダイアログ

プリファレンスを設定するには、プロパティー値をクリックして変更します。フローグラフ・アナライザーは、プリファレンスをセッション全体に適用し、シャットダウンして再起動した後に設定を復元します。

設定プロパティーに関連する詳細を取得するには、プロパティーにマウスをホバーして、プロパティーに関する詳細情報を含むツールティップを有効にします。

設定可能なプリファレンスは以下の通りです。

プロパティー

説明

Node Shape (ノード形状)

これは、[GUI] タブの [Style] グループにあるグローバル・プリファレンスです。指定可能な値は、boxcirclebasicuml、および custom です。デフォルトは custom ノード形状です。

GUI Theme (GUI テーマ)

これは、[GUI] タブの [Theme] グループにあるグローバル・プリファレンスです。指定可能な値は、dark と light です。デフォルトは dark です。

フローグラフ・アナライザーは、再起動後にのみテーマの変更を適用します。

Disable inter-graph edges (グラフ間のエッジを無効化)

これは、[File] タブの [GraphML] グループにあるグローバル・プリファレンスです。フローグラフ・アナライザー 2019 update4 以降では、グラフ間エッジを持つ GraphML* ファイルを表示できます。この機能はデフォルトで無効化されています (true に設定)。


プリファレンス・ダイアログ

インテル® oneAPI スレッディング・ビルディング・ブロック (oneTBB) のドキュメントでは、グラフ間のエッジは推奨されていませんが、一部の利用ケースではエッジが必要になることがあります。

Fast Hierarchical (preferences group)

これは、[File] タブのグローバル・プリファレンスです。フローグラフ・アナライザー 2019 update5 で、新しい高速階層レイアウト・アルゴリズムが導入されました。次のプリファレンスを設定できます。

  • [semi-accurate edge placement (半精度のエッジ配置)] でグラフを描画。

  • [Median (中央値)][Average (平均値)]、または [Minimum (最短距離)] など、子に応じた異なる [node placement (ノード配置)] でグラフを描画。

  • [algorithm type (アルゴリズム・タイプ)] の選択。適用可能なレイアウトには 3 つの異なるアルゴリズムがあり、それぞれ固有のパフォーマンス特性を持ちます。

    • Simple (シンプル) アルゴリズムは、スピードのため精度を犠牲にします。

    • Hash-based (ハッシュベース) タイプは、ノードの配置を優先し、ハッシュベースの depth-first search (DFS) (深さ優先検索) は視覚品質の向上に有効です。


高速階層レイアウト・アルゴリズム

Topological Sort Algorithm (トポロジカル・ソート・アルゴリズム)

これは、[Layout] タブの [General (全般)] グループにあるグローバル・プリファレンスです。2 つの異なる DFS アルゴリズムから選択して、トポロジカルなグラフを作成します。

  • カスタム・ソート・アルゴリズムは、oneTBB および OpenMP* で頻繁に使用されるトポロジーに最適化されています。

  • DFS ライブラリーの実装を強化します。


ソート・アルゴリズムのオプション