サーベイツールを実行した後に、[サーベイレポート] の代わりにメッセージが表示されます。メッセージは、サーベイツールが解析するには指定されたターゲットの実行時間が短すぎるか、ターゲットがデバッグシンボルを持っていないことを示します。
インテル® Advisor のサーベイツールを実行した後に、指定されたサンプリング間隔でサーベイツールが解析を行うにはターゲットの実行時間が短すぎる場合、収集データの不足により完全なそして意味のある [Survey Report (サーベイレポート)] を生成できません。そのためレポートの代わりにメッセージが表示されます。
このメッセージは、ターゲットがデバッグシンボル情報を含まない状況でも表示されます。
指定したターゲットの実行時間が短すぎることが原因である場合:
ワークロードやデータセットを増やして実行時間が長くなるようにターゲットを変更し、再ビルドして、サーベイツールを再度実行します。
実行時間が長いターゲットを指定し、サーベイツールを再度実行します。
インテル® Advisor GUI では、実行時間を長くするようにターゲットのワークロードやデータセットを増やすことができない場合、[Project Properties (プロジェクトのプロパティー)] の [Analysis Target (解析ターゲット)] にある [Advanced (高度)] フィールドで、ターゲットに合わせて [Sampling interval (サンプリング間隔)] を減らすことを検討してください。しかし、サンプリング間隔を短くしすぎると頻繁にサンプリングが行われるため、サンプリング自身が測定され (ノイズ)、測定の精度が低下します。デフォルトのサンプリング間隔は多くのターゲットで利用できますが、特定のターゲット向けに変更することもできます (ヘルプトピックの「ダイアログボックス: [プロジェクトのプロパティー] - [解析ターゲット]」にある「[高度なオプション]」を参照してください)。[Project Properties (プロジェクトのプロパティー)] > [Analysis Target (解析ターゲット)])。
Windows* のみ: 誤った Visual Studio* のスタートアップ・プロジェクトを選択している場合、正しいスタートアップ・プロジェクトを選択してビルドしツールを再度実行します。
ターゲットの実行ファイルにデバッグシンボル情報が含まれているか不明な場合、ターゲットのビルド設定と使用する言語向けに推奨されるビルド設定を比較してください。ターゲットの実行ファイルにデバッグシンボル情報がない場合、インテル® Advisor ツールのレポートからソースやターゲットに関連する情報を参照できません。
C/C++ と Fortran の最適なビルド設定に関する最新情報は、ターゲット・アプリケーションをビルド をご覧ください。