スレッド化パースペクティブを実行した後、コードに関連する最も重要な情報を示す結果のサマリーを確認してください。解析が終了したら、[Summary (サマリー)] タブをクリックして結果の概要を表示します。
実行時間の統計、ベクトル命令セット (および VNNI などの拡張機能が使用されているかどうか)、使用される CPU スレッド数など、プログラムの主要なパフォーマンス・メトリックを表示します。このセクションは、いくつかのサブセクションに分かれています。
アプリケーションがインテル® oneAPI マス・カーネル・ライブラリー (oneMKL) を使用する場合、Performance characteristics (パフォーマンス特性) セクションに [MKL detail (MKL の詳細)] ボタンが表示され、2 つの追加カラムを切り替えることができます。[User (ユーザー)] カラムはコードと対応する計算メトリックで費やされた時間を示し、[MKL] カラムは MKL コードと対応する計算メトリックで費やされた時間を示します。
ベクトル化効率データは、インテル® コンパイラーのバージョン 16.0 以降でコンパイルされたモジュール内のベクトル化済みのループでのみ使用できます。
ボタンをクリックし、シングルコアまたはマルチコアのベンチマーク利用率メトリックを選択します。OP/S と帯域幅メトリックは、トリップカウントと FLOP 解析を実行した後に利用できます。
より高いパフォーマンスを達成するため、プログラムに適用可能な推奨を表示します。
元のスカラーループの効率と比較した実行時間統計やベクトル化効率などのパフォーマンス・メトリックから、total time (合計時間) でソートされる時間を要する上位 5 つのループを表示します。
アノテーション付きの並列サイトで予測される共有問題に関連する情報を表示します。[Maximum Site Gain (最大サイトゲイン)] カラムは、スレッド化によって達成される潜在的なパフォーマンス・ゲインの要約を示します。[Dependencies (依存関係)] カラムは、推測されるデータ共有の問題の要約を示します。並列サイトの場所に対応する [Dependencies Report (依存関係レポート)] ウィンドウを表示するには、[Site Location (サイトの位置)] カラムの下の関数リンクをクリックします。
この情報は、スータビリティー解析または依存関係解析を実行した後にのみ利用できます。
より高いパフォーマンスを達成しようとするコード内で、最初の 5 つのループに対する確実性レベルが高い変更の提案を示します。推奨されるテキストにアクセスするには、推奨リンクをクリックします。
それぞれのコレクターの実行統計、[Collection Log (収集ログ)]、[Application Output (アプリケーション出力)]、[Collection Command Line (収集を行うコマンドライン)] リンクなどのコレクターの実行統計は、対応するレポートログと出力の詳細へリンクしています。
アプリケーション出力は、出力先をアプリケーション出力ウィンドウに設定すると利用できます。これには、[File (ファイル)] > [Options (オプション)] > [General (全般)] > [Application Output Destination (アプリケーションの出力先)] で、[Application Output window (アプリケーション出力ウィンドウ)] を選択します。
ソフトウェアおよびハードウェアの概要を含むシステム情報を表示します。