このエリアには、グラフで使用できるタスクの実行トレースデータが表示されます。このエリアのすべてのグラフを拡大/縮小して、さまざまな解像度で調査できます。グラフの上にある [Zoom (ズーム)] ツールバーでマウスホイールまたはボタンを使用して、ズームイン/ズームアウトします。
実行トレースは、異なる 2 つの形式で表示されます。
[Node Concurrency (ノードの同時実行性)] 表示: この表示には 2 つのグラフが含まれます。
上のグラフはアプリケーション実行全体の並行性を示します。
下のグラフは上のグラフのズームされたエリアの詳細を示します。
[Per-Thread Task (スレッドごとのタスク)] 表示: このグラフは、それぞれのスレッドで実行されたタスクとその持続時間を示します。特定のノードに関連付けられるタスクを表示するには、[Show/Hide Selected tasks (選択したタスクを表示/非表示)] ボタンを有効にします。
グラフツールバーでマウスホイールまたはボタンを使用して、両方の表示でデータをズームイン/ズームアウトできます。ツールバーのドロップダウン・ボックスを使用して、[Thread View (スレッド表示)]と[Node View (ノード表示)] を切り替えます。
[Thread View (スレッド表示)] では、縦軸はフローグラフの実行に加わった一連のスレッドを示し、横軸は時間を示します。持続時間が短いタスクは、長いタスクよりも明るい色で表示されます。明るい色は、タスクのスケジュール・コストよりも小さいタスクをハイライトします。
[Node View (ノード表示)] では、グラフのノードごとにスレッドのタイムラインが示されます。それぞれのセットの縦軸はフローグラフの実行に加わった一連のスレッドを示し、横軸は時間を示します。
注
[Node View (ノード表示)] では、ノードのタイムラインのセットにそのノードに関連するタスクのみが表示されますが、[Thread View (スレッド表示)]では、単一のタイムラインにすべてのノードに関連するタスクが表示されます。
トレースデータには、タスクが実行される論理コアの追加情報と、oneTBB およびフローグラフ・アナライザーでサポートされるユーザー API によりタスクが処理するデータ ID が含まれることがあります。これらの情報が利用できる場合、[Thread View (スレッド表示)]データを視覚化し、コア情報や処理中のデータごとに色分けできます。