この特殊な用途のアノテーションは、ループでの帰納 (インダクション) 計算をマークします。
このアノテーションのソースコードを表示するには、
アイコンをクリックします。
帰納式は通常、依存関係サイクルを発生させループの並列化を妨げますが、反復数が判明している場合は式の値を計算することができます。ループを並列コードに移行する場合、反復数を基に値を計算するため帰納式を書き換える必要があります。
例えば、i++ がループの反復変数である場合、並列フレームワークは自動的にこの問題を解決します。例えば、cilk_for を使用します。さもなければ、手動でこれらを解決する必要があります。典型的な例として、j+=3 および i++ があります。i がループ・インデックス (0 ベースを仮定) である場合、j+=3 を j = i*3 に置き換えることができます。つまり、j の値は実際には i の値の関数です。
プロジェクト・ソースにあるアノテーション・タイプを表示して、その場所にアクセスするには [Annotation Report (アノテーション・レポート)] ウィンドウを使用します。アノテーションを確認する [Annotation Report (アノテーション・レポート)] はいつでも表示できます。留意事項:
並列フレームワークに置き換えるサイト、タスク、ロック、およびほかのアノテーションを見つけるため、プログラムに並列処理を追加するワークフローでアノテーションを確認することを推奨します。
インテル® Advisor 製品 GUI を使用する場合、[Project Properties (プロジェクトのプロパティー)] > [Source Search (ソース検索)] タブで正しいソースが定義されていることを確認するため、このレポートを使用できます。