Windows* でアプリケーションをビルド

Microsoft Visual Studio* のコマンドプロンプトからビルド

Visual Studio* 2022 では、インテル® Advisor の軽量な統合が提供されます。アプリケーションを設定およびコンパイルし、Visual Studio* からスタンドアロンのインテル® Advisor インターフェイスを開いてさらに解析することができます。すべての設定はスタンドアロンのインテル® Advisor プロジェクトに継承されます。

Visual Studio* のコマンドプロンプトを開き、インテル® oneAPI スレッディング・ビルディング・ブロック (oneTBB) ライブラリーへの適切なパスを設定した後、次のコマンドラインを使用してリリース実行ファイルをビルドします。

cl /EHsc /DTBB_USE_THREADING_TOOLS example.cpp tbb.lib

このコマンドラインは、必要なマクロを定義し、使用する oneTBB のバージョンに応じて、適切な tbb.lib ライブラリーとアプリケーションをリンクします。

Microsoft Visual Studio* IDE からビルド

Microsoft* Visual Studio* IDE でアプリケーションのリリース構成をビルドするには、プロジェクトを変更して TBB_PREVIEW_FLOW_GRAPH_TRACE / TBB_USE_THREADING_TOOLS マクロを定義し、tbb_preview.lib / tbb.lib とリンクする必要があります。Visual Studio* 2015 IDE ベースの oneTBB バージョンでは次のようになります。

  1. [プロジェクトのプロパティ] ダイアログボックスを開き、[構成プロパティ] -> [C/C++] > [コマンドライン] を選択します。[追加のオプション] テキストボックスで、/DTBB_USE_THREADING_TOOLS を入力します。

  2. [構成プロパティ] > [リンカー]> [入力] を選択します。

  3. [追加の依存ファイル] フィールドに以下を入力します。

    • リリースビルドの場合: tbb.lib を入力します。

    • デバッグビルドの場合: tbb_debug.lib を入力します。