既存のインテル® oneAPI スレッディング・ビルディング・ブロック (oneTBB) アプリケーションを実行し、解析用の実行トレース情報を収集するには、TBB ライブラリーのパスが設定されていると仮定して、フローグラフ・アナライザー GUI から TBB トレースコレクター機能を起動できます (制限についてはリリースノートと既知の問題を参照してください)。
次のいずれかのオプションを使用してトレースコレクターを実行します。
[Offload Actions] > [Run and collect traces] メニューオプションを開きます。
ツールバーの [Run and Collect Traces]
アイコンをクリックします。
コレクターの [Preferences] ウィンドウが開き、実行するアプリケーションを指定できます。

コレクターの [Preferences] ウィンドウ:
[Application] フィールドに実行するアプリケーションを指定します。
オプション:必要に応じて [Working Directory] を変更します。デフォルトは、フローグラフ・アナライザーのディレクトリーです。
ダイアログボックスの [Environment Variables (環境変数)] ペインで、INTEL_LIBITTNOTIFY32INTEL_LIBITTNOTIFY64 を含む、環境変数を表示および変更します。
フローグラフ・アナライザーを起動した環境で値を変更しなかった場合、トレース収集を実行する環境変数のデフォルト値が適用されます。継承された値は、その環境で環境変数が設定されている場合に適用されます。
オペレーティング・システム |
環境変数 |
デフォルト値 |
説明 |
|---|---|---|---|
Windows* |
INTEL_LIBITTNOTIFY32 |
..\fgt\windows\bin\ia32\vc14.1\fgt.dll |
32 ビットコレクターのライブラリー |
INTEL_LIBITTNOTIFY64 |
..\fgt \windows\bin\intel64\vc14.1\fgt.dll |
64 ビットコレクターのライブラリー |
|
INTEL_ITTNOTIFY_GROUPS |
すべて; |
すべてのグループからのトレースイベント |
|
Linux* |
INTEL_LIBITTNOTIFY32 |
../fgt/linux/lib/ia32/cc4.8_libc2.19_kernel3.13.0/libfgt.so |
32 ビットコレクターのライブラリー |
INTEL_LIBITTNOTIFY64 |
../fgt/linux/lib/intel64/cc4.8_libc2.19_kernel3.13.0/libfgt.so |
64 ビットコレクターのライブラリー |
|
INTEL_ITTNOTIFY_GROUPS |
すべて; |
すべてのグループからのトレースイベント |
|
macOS* |
INTEL_LIBITTNOTIFY32 |
../fgt/macos/lib/ia32/osx10.12.6_kernel16.7.0/libfgt.dylib |
32 ビットコレクターのライブラリー |
INTEL_LIBITTNOTIFY64 |
../fgt/macos/lib/intel64/osx10.12.6_kernel16.7.0/libfgt.dylib |
64 ビットコレクターのライブラリー |
|
INTEL_ITTNOTIFY_GROUPS |
すべて; |
すべてのグループからのトレースイベント |
[Accept Run collection] ボタンをクリックします。アプリケーションが正しく実行されると、トレースファイルは GraphML* 形式に変換されます。出力ファイルは、実行形式ファイル名とトレース収集の実行時間を示す名前で作業ディレクトリーに保存されます。
トレースファイルを調査するには、GraphML* ファイルをフローグラフ・アナライザー GUI に手動でロードします。