ignore

プログラムごとのスピードアップを計算する際に、これらの領域で費やされた時間を無視するようにランタイムやライブラリーを指定します。

構文

--ignore=<string>

引数

<string> は、カンマで区切られたランタイムまたはライブラリーのリストです。

引数

説明

OMP

OpenMP* コード領域で消費された時間を無視します。

MPI

MPI コード領域で消費された時間を無視します。

TBB

インテル® oneAPI スレッディング・ビルディング・ブロックのコード領域で消費された時間を無視します。

MKL

インテル® マス・カーネル・ライブラリーのコード領域で消費された時間を無視します。

DAAL

インテル® データ・アナリティクス・アクセラレーション・ライブラリーのコード領域で消費された時間を無視します。

OMPTARGET

OpenMP* target 構造のコード領域で消費された時間を無視します。

OCL

OpenCL* コード領域で消費された時間を無視します。

L0

インテル® oneAPI レベルゼロのコード領域で消費された時間を無視します。

SVML

ショート・ベクトル・マス・ライブラリー (SVML) のコード領域で消費された時間を無視します。

このオプションでは大文字と小文字が区別されません。

影響するアクション

collect=projection

collect=offload

使用法

このオプションは個々のオフロードには影響せず、プログラムごとのメトリックにのみ影響します。

ターゲットデバイスにおけるアプリケーションのパフォーマンスをモデル化し、OpenMP* およびインテル® oneAPI スレッディング・ビルディング・ブロック領域で費やされる時間を無視します。

advisor --collect=projection --ignore=OMP,TBB --project-dir=./advi_results

関連情報