始める前に

インテル® Advisor をダウンロードしてインストールします。

Linux*

次のセクションでは、Linux* でインテル® Advisor を使用開始する方法について説明します。

デフォルトのインストール・パス

デフォルトでは、oneAPI コンポーネントの <install-dir> は以下です。

環境設定

インテル® Advisor のコマンドライン・インターフェイス (CLI) を使用する場合、またはコマンドラインからグラフィカル・ユーザー・インターフェイス (GUI) を起動する場合は、環境変数を設定する必要があります。

インテル® Advisor の環境変数を設定するには、次のようにターミナルから setvars.sh スクリプトを実行します。

source $HOME/intel/oneapi/setvars.sh

インテル® Advisor を root ユーザーとしてインストールした場合、または別の場所にインストールした場合は、スクリプトへのパスを適切に置き換えてください。

インテル® Advisor の起動

次のいずれかの方法でインテル® Advisor を起動できます。

インテル® Advisor GUI

次のようにターミナルからインテル® Advisor GUI を起動します。

advisor-gui

インテル® Advisor CLI

ターミナルから適切なアクションとアクションオプションを指定して advisor コマンドを実行します。一般的なコマンド構文を以下に示します。

advisor <--action> [--<action-options>] [--<global-options>] [[--] <target> [<target options>]]

例えば、インテル® Advisor のすべてのパースペクティブの基本解析である Survey (サーベイ) 解析を使用して、CPU アプリケーション myApplication を解析します。

advisor --collect=survey --project-dir=./advi_results -- ./myApplication

Windows*

次のセクションでは、Windows* でインテル® Advisor を使用開始する方法について説明します。

デフォルトのインストール・パス

は、C:\Program Files (x86)\Intel\oneAPI\ (特定のシステムでは、Program Files (x86) の代わりに Program Files となります)。

環境設定

インテル® Advisor のコマンドライン・インターフェイス (CLI) を使用する場合、またはコマンドラインからグラフィカル・ユーザー・インターフェイス (GUI) を起動する場合は、環境変数を設定する必要があります。

インテル® Advisor の環境変数を設定するには、次のようにコマンドプロンプトから setvars.bat スクリプトを実行します。

"C:\Program Files (x86)\Intel\oneAPI\setvars.bat"

インテル® Advisor を別の場所にインストールした場合は、スクリプトへのパスを適切に置き換えてください。

インテル® Advisor の起動

次のいずれかの方法でインテル® Advisor を起動できます。

インテル® Advisor GUI

インテル® Advisor GUI を起動:

  • [スタート] メニューからインテル® Advisor を実行します。
  • コマンドプロンプトからインテル® Advisorを実行します。
    advisor-gui

インテル® Advisor Visual Studio* 統合

Visual Studio* 2022 では、インテル® Advisor の軽量な統合が提供されます。アプリケーションを設定およびコンパイルし、Visual Studio* からスタンドアロンのインテル® Advisor インターフェイスを開いてさらに解析することができます。すべての設定はスタンドアロンのインテル® Advisor プロジェクトに継承されます。詳細については、インテル® Advisor ユーザーガイドを参照してください。
  1. Microsoft Visual Studio* でソリューションを開きます。
  2. ツールバーの アイコンをクリックするか、[ツール] > [Intel Advisor] > [Open Perspective Selector] に移動します。

    アンコンが表示されない場合、ツールバーを右クリックしてコンテキスト・メニューから [Intel Advisor] を選択します。

インテル® Advisor CLI

コマンドプロンプトから適切なアクションとアクションオプションを指定して advisor コマンドを実行します。一般的なコマンド構文を以下に示します。

advisor <--action> [--<action-options>] [--<global-options>] [[--] <target> [<target options>]]

例えば、インテル® Advisor のすべてのパースペクティブの基本解析である Survey (サーベイ) 解析を使用して、CPU アプリケーション myApplication を解析します。

advisor --collect=survey --project-dir=.\advi_results -- myApplication.exe

macOS*

次のセクションでは、macOS* でインテル® Advisor を使用開始する方法について説明します。

インテル® Advisor のクックブックで、macOS* マシンで結果を表示する方法の説明をご覧ください。ローカル macOS* システムからリモートでパフォーマンスを解析し結果を表示できます。

デフォルトのインストール・パス

デフォルトでは、oneAPI コンポーネントの <install-dir> は /opt/intel/oneapi/ です。

環境設定

インテル® Advisor のコマンドライン・インターフェイス (CLI) を使用する場合、環境変数を設定する必要があります。

インテル® Advisor の環境変数を設定するには、次のようにターミナルから setvars スクリプトを実行します。

/opt/intel/oneapi/setvars.sh
/opt/intel/oneapi/setvars.csh

インテル® Advisor を root ユーザーとしてインストールした場合、または別の場所にインストールした場合は、スクリプトへのパスを適切に置き換えてください。

インテル® Advisor の起動

macOS* では、インテル®Advisor を使用してアプリケーションをプロファイルすることはできませんが、GUI を使用して別の OS で収集された結果を表示することはできます。次のいずれかの方法でインテル® Advisor を起動し、収集された結果を表示できます。

プロジェクトを作成

プロジェクトを作成

プロジェクトは、ターゲット実行可能ファイルの場所、ソース、バイナリ、コレクション・プロパティー、およびコレクション結果を含む再利用可能なコンテナです。

必要条件: プロジェクトを作成する前に、リリースモードでアプリケーションをビルドします。アプリケーションのビルドに関する詳細は、ターゲット・アプリケーションのビルドを参照してください。

スタンドアロン GUI でプロジェクトを作成するには:

  1. [File (ファイル)] > [New (新規)] > [Project… (プロジェクト...)] を選択して [Create a Project (プロジェクトを作成)] ダイアログボックスを選択します。
  2. プロジェクトの名前と場所を指定します。
  3. [Create Project (プロジェクトを作成)] ボタンをクリックして、[Project Properties (プロジェクトのプロパティー)] ダイアログボックスを開きます。
  4. [Analysis Target (解析ターゲット)] タブで、[Application (アプリケーション)] フィールドの近くにある [Browse (参照)] をクリックし、アプリケーションの実行可能ファイルを選択します。
  5. オプション:下部の [Binary/Symbol Search (バイナリー/シンボル検索)] または [Source Search (ソース検索)] ボタンをクリックして検索ディレクトリーを指定します。
  6. [OK] をクリックして、プロジェクトを作成します。

Microsoft Visual Studio* で作業する場合、インテル® Advisor を開くと、ビルドされたアプリケーションのプロジェクトが自動的に作成されます。

Advisor コマンドライン・インターフェイスを使用する場合、指定されたアプリケーションの最初の解析を実行すると、プロジェクトが自動的に作成されます。