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GUI からスレッド化パースペクティブを実行

スレッド化パースペクティブを実行するには以下を行います。

[Analysis Workflow (解析ワークフロー)] ペインでスレッド化パースペクティブを選択します。パースペクティブは次の収集精度レベルで実行できます。

スレッド化のパースペクティブでは、収集の精度レベルは実行する手順と一致します。デフォルトで精度は低に設定されています。

選択する精度レベルが高いほど、アプリケーションの実行時間に課されるオーバーヘッドは大きくなります。Overhead (オーバーヘッド) のインジケーターは、選択した設定のオーバーヘッドを示します。

要件: グラフィカル・ユーザー・インターフェイス (GUI): プロジェクトを作成して解析システムおよびターゲットを指定します。

GUI からスレッド化パースペクティブを設定して実行するには、次の操作を行います。

  1. 精度レベル [Low (低)] を選択してサーベイ解析を有効にして、 ボタンをクリックしパースペクティブを実行します。
    関数とループの実行時間を示すサーベイレポートが表示されます。
  2. レポートデータを [合計時間] でソートして、実行時間が最も長い関数とループを特定します。示されるループ/関数は、並列化を適用する第一の候補です。
  3. アプリケーションのスレッド化をモデル化するため、ソースコードにサイトとタスクのアノテーションを追加して再ビルドします。アノテーションと使い方の詳細は、「詳細な解析のためコードをアノテートする」をご覧ください。
  4. 精度レベル [中] を選択し、 ボタンをクリックしてスレッド化パースペクティブを実行します。

    パースペクティブの実行中に、[Analysis Workflow (解析ワークフロー)] タブで次の操作を行うことができます。

    • パースペクティブの実行をコントロール:
      • データ収集を停止して、収集済みのデータを表示します: ボタンをクリックします。
      • データ収集をポーズ: ボタンをクリックします。
      • データ収集をキャンセルして、収集したデータを廃棄します: ボタンをクリックします。
    • 解析の実行をコントロールするため を拡張します。
      • 解析をポーズ: ボタンをクリックします。
      • 解析を停止して選択した次の解析を開始します: ボタンをクリックします。
      • 選択したすべての解析を中断し、収集済みのデータを確認します: ボタンをクリックします。

    注:

    [Command Line (コマンドライン)] ボタンをクリックすると、選択したパースペクティブ設定のコマンドラインを生成できます。

コマンドラインから Medium 精度でスレッド化パースペクティブを実行するには、次の手順を実行します。

  1. サーベイ解析を実行します。

    advisor --collect=survey --project-dir=./advi_results -- ./myApplication
  2. トリップ・カウント・データを収集します。

    advisor --collect=tripcounts --project-dir=./advi_results -- ./myApplication
  3. アノテーションされたループのスータビリティー解析を実行します。

    advisor --collect=suitability --project-dir=./advi_results -- ./myApplication
  4. 依存関係解析を実行します。

    advisor --collect=dependencies --project-dir=./advi_results -- ./myApplication

詳細についてはコマンドラインからスレッド化パースペクティブを実行を参照してください。

上記のようにパースペクティブを実行すると、並列化のオプションを示すスータビリティー・レポートと、コードを複雑にすることなく並列設計の実装が可能であるかを示す依存関係レポートが表示されます。