インテル® Xeon Phi™ コプロセッサー上でインテル® VTune™ Amplifier XE 2013 を利用して OpenCL* アプリケーションを解析する方法
この記事は、インテル® デベロッパー・ゾーンに掲載されている「How to use OpenCL* with Intel® VTune™ Amplifier XE 2013 on an Intel® Xeon Phi™ coprocessor」 (http://software.intel.com/en-us/articles/how-to-use-opencl-with-intel-vtune-amplifier-xe-2013-on-a-xeon-phi-coprocessor) の日本語参考訳です。
概要
この記事では、インテル® VTune™ Amplifier XE 2013 を利用して、インテル® Xeon Phi™ コプロセッサーで実行する Linux 上の OpenCL* アプリケーションのパフォーマンス・データを収集する方法を説明します。
はじめに
インテル® Xeon Phi™ コプロセッサーのドライバーを設定する
- cd /opt/intel/vtune_amplifier_xe_2013/bin64/k1om
- ./sep_micboot_create.sh
- ./sep_micboot_install.sh
- ./userapi_micboot_install.sh
- このステップは、インテル® Xeon Phi™ コプロセッサーで JIT 収集を行うのに必要です。これ以前のステップは、サンプリング収集ドライバーを有効にします。
- service mpss restart
- 新しいドライバーがロードされるように、システムを再起動します。
OpenCL* アプリケーション
OpenCL* カーネルコードをインテル® Xeon Phi™ コプロセッサーで実行するには、OpenCL* デバイスをアクセラレーター・タイプとして指定する必要があります。
err = clGetDeviceIDs(platform, CL_DEVICE_TYPE_ACCELERATOR, 1, &device_id, NULL)
これで、アプリケーションをコンパイルできるようになります。次のコマンドを実行して、インテル® コンパイラーでコンパイルします。
icc –g –L/opt/intel/opencl/lib64 –lintelocl –lcl_logger
インテル® VTune™ Amplifier XE GUI で解析を実行する
- source /opt/intel/vtune_amplifier_xe_2013/amplxe-vars.sh
- amplxe-gui &
- インテル® VTune™ Amplifier XE GUI で、[File (ファイル)] > [New (新規作成)] を選択してプロジェクトを作成します。
- [Project Properties (プロジェクト・プロパティー)] ダイアログが表示されます。
- 起動するアプリケーションに OpenCL* バイナリーを指定します。
- 追加の検索ライブラリーも指定します。
- [Source Search] タブを表示します。
- 検索ディレクトリー: “All”
- /lib/firmware/mic
- /opt/intel/composer_xe_2013/lib/mic
- [Basic Hotspots (基本 hotspot)] 解析を実行します。
- [New Analysis (新しい解析)] ボタンをクリックします。
- [New Analysis (新しい解析)] ダイアログが表示されます。
- [Knights Corner Platform Analysis (Knights Corner プラットフォーム解析)] > [Hotspots] を選択します。
- [Start (開始)] をクリックします。
- [New Analysis (新しい解析)] ボタンをクリックします。
- アプリケーションが開始され、インテル® Xeon Phi™ コプロセッサーでパフォーマンス・データが収集されます。
コンパイラーの最適化に関する詳細は、最適化に関する注意事項を参照してください。