Storage Performance Snapshot クイックスタート (プレビュー機能)

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Application Performance Snapshot クイックスタート (プレビュー機能)

この記事は、インテル® デベロッパー・ゾーンに公開されている、インテル® VTune™ Amplifier のオンラインヘルプの一部「Storage Performance Snapshot Quick Start (Preview)」の日本語参考訳です。Windows* 用のヘルプではありますが、その他の OS 環境でも十分ご利用いただけます。また、構成は英語版のヘルプと同じ階層構造にしてあります。


ワークロードが利用可能なストレージ、CPU、そしてネットワークをどの程度効率良く使用しているか素早く解析するには、Storage Performance Snapshot を使用します。

注:

これは、プレビュー機能です。正式リリースに含まれるかどうかは未定です。皆さんが有用性に対するフィードバックを送ることで、将来の採用決定の判断に役立ちます。プレビュー機能で収集されたデータは、将来のリリースで下位互換が提供される保証はありません。Intel-Performance-Snapshot-Feedback@intel.com までご意見をお送りください。

Storage Performance Snapshot は、Linux* または Windows* システムのストレージ、CPU、メモリー、およびネットワークの使用率を解析し、インテル製ハードウェアを使用するシステム向けの基本的なパフォーマンス拡張の可能性を表示します。システム・パフォーマンスの初見を提供し、さらに解析が必要であるか判断するために使用できます。

データセンターにおけるシステムなど、連続したワークロードを実行する状況では、タスクの完了を待機する時間を最小化のは重要です。Storage Performance Snapshot は、コンテキスト・スイッチ、メモリー利用率、およびネットワーク利用率などを含むシステムリソースの利用率を高めるため、オペレーティング・システムのトレースを解析します。ツールは、システムがアイドル状態である、またはストレージからの情報を待機しているスレッドがあることを特定するため、このデータを使用します。Linux* システムでは、この情報を取得するため dstat を使用します。Windows* システムでは、Windows* パフォーマンス・カウンターからこの情報を取得するため Windows* PowerShell* スクリプトを使用します。

インストール

Storage Performance Snapshot は、インテル® デベロッパー・ゾーンから無料でダウンロードでき、インテル® Parallel Studio XE、インテル® System Studio、およびインテル® VTune™ Amplifier がすでにインストールされていればすぐに利用できます。

無料の Storage Performance Snapshot を入手するには、次の操作を行います。

  1. 最新の製品版は、http://www.intel.com/storage-snapshot (英語) からダウンロードできます。
  2. ローカルシステムに Linux* または Windows* コレクターファイルをダウンロードします。
  3. ローカルシステム上の書き込み可能な場所に展開します。

Storage Performance Snapshot が、インテル® Parallel Studio XE、インテル® System Studio、またはインテル® VTune™ Amplifier の一部としてすでにインストールされている場合は、次の場所から Storage Performance Snapshot ファイルを見つけることができます。

  • インテル® Parallel Studio XE またはインテル® VTune™ Amplifier がインストールされている場合:
    • Windows*: C:\Program Files (x86)\IntelSWTools\VTune Amplifier XE\storage_snapshot
    • Linux*: /opt/intel/vtune_amplifier_xe_<version>/storage_snapshot
  • インテル® System Studio またはインテル® VTune™ Amplifier for Systems がインストールされている場合:
    • Windows*: C:\Program Files (x86)\IntelSWTools\VTune Amplifier for Systems\storage_snapshot
    • Linux*: /opt/intel/system_studio_<version>/vtune_amplifier_for_systems/storage_snapshot

モニター対象のシステムでコレクターファイルを展開します。コレクターファイルは、download-kits ディレクトリーに保存されます。

使用する

  1. 解析中のシステムの典型的なワークロードを特定します。データセンターや連続してワークロードを実行するシステムでは、サンプル期間を使用できます。
  2. データを収集します。

    注:

    最初に解析を実行する場合、システムが readme ファイルに記載された要件を満たすことを確認してください。

    Linux*:

    1. コマンドプロンプトを開きます。
    2. データの収集を開始するには、sps-start.sh スクリプトを実行します。

      収集されたデータは、カレント・ディレクトリーの <hostname>_<timestamp>.dat ファイルに追加されます。

    3. データの収集を停止して結果ファイルをクローズするには、sps-stop.sh スクリプトを実行します。

    Windows*:

    1. Windows* エクスプローラーで sps-vars.cmd スクリプトを右クリックして、[管理者として実行] を選択します。管理者権限で開いたコマンドプロンプトで、データ収集環境を設定するためスクリプトを実行します。または、管理者権限のコマンドプロンプトで "<install-dir>\sps-vars.cmd" を実行します。

      注:

      Storage Performance Snapshot スクリプトを実行する前に、RemoteSigned に対する PowerShell* の実行ポリシーを変更する必要があるかもしれません。PowerShell* の実行ポリシーや管理方法の詳細は、https://technet.microsoft.com/library/hh847748.aspx (英語) をご覧ください。

    2. データの収集を開始するには、sps-start.cmd スクリプトを実行します。
    3. データの収集を停止するには、sps-stop.cmd スクリプトを実行します。

      収集されたデータは、カレント・ディレクトリーの <hostname>_<timestamp>.dat ファイルに追加されます。

  3. Web ブラウザーでレポートを参照します。
    1. ローカルシステムにオフラインビューアーがインストールされている場合、<install-dir>/storage_snapshot/index.html ファイルを開きます。

      ローカルシステムにオフラインビューアーがインストールされていない場合、Web ブラウザーで Storage Performance Snapshot ツールのメインページ (http://www.intel.com/storage-snapshot (英語)) をご覧ください。

      ヒント:

      サポートされるブラウザーは、index.html ページで確認できます。

    2. [Select snapshot file to view (表示するスナップショット・ファイルを選択)] をクリックします。
    3. .dat 結果ファイルをブラウズし、[Open (開く)] をクリックします。

      結果がブラウザーに表示されます。結果はローカルシステムのみに保持され、インテルのサーバーにアップロードされることはありません。

  4. レポートに表示されるデータを解析します。
  5. 解析結果に基づいて適切な次のステップを決定します。一般的な次のステップとして、システムアナリストとともに結果を評価したり、ユーザーフォーラムで投稿の参照またはディスカッションのため結果の投稿を行ったり、インテル® VTune™ Amplifier でさらに解析を行うことが考えられます。すべてのインテル® Performance Snapshot ツール向けのユーザーフォーラム、https://software.intel.com/en-us/forums/intel-performance-snapshot (英語) があります。

用語

キャッシュ: 将来同じデータを効率良く利用するためデータが保存されます。RAM は、メモリーをバッファー (ファイルシステムのメタデータ) とキャッシュ (実際のファイルの内容やブロックデバイスがあるページ) として使用することでディスク操作をスピードアップします。ディスク情報がメモリーに格納されることで、実際の I/O 操作を減らしシステムのパフォーマンスを向上させます。プログラムが多くのメモリー空間を必要とする場合、バッファーとキャッシュの情報サイズは小さくなります。オペレーティング・システムは、重要と判断するデータで未使用のメモリーを埋める可能性があり、これによりキャッシュの利用率が高まります。高いキャッシュの利用率は、プロセスがシステムのパフォーマンスに影響を与えずに要求できるメモリー容量を示します。

コミットされたメモリー: コミットチャージ (コミットサイズとしても知られる) は、アプリケーションが現在のセッションで使用する仮想メモリーの総量です。これには、物理メモリーからディスクのページファイルにページアウトされたメモリーも含まれます。Storage Performance Snapshot で示されるコミット値は、すべてのプロセス (個別のコミットチャージ値) とカーネルが使用するメモリーと物理メモリーの合計を表します。

CPU アイドル: どのプログラムも CPU を使用していない時間です。

CPU I/O ウェイト (Linux* のみ): すべてのタスクが I/O 操作の完了を待機するため、CPU がアイドル (アプリケーションが有効なワークを実行できない) であった時間の比率です。大きな I/O ウェイト値は、より高速なストレージが有効である可能性を示します。マルチコアシステムでは、同じ時間範囲の CPU アイドル値を参照することで、スレッドがアイドルである理由を判断できます。その原因として次のことが考えられます。

  • ネットワークのボトルネックや負荷インバランスによってスレッドがアイドルになる。この場合、ストレージ・パフォーマンスの向上はアプリケーションのパフォーマンス向上につながりません。
  • ほかのコアでスレッドが I/O を待機しているため、スレッドがブロックされる。この場合、ストレージ・パフォーマンスの向上はアプリケーションのパフォーマンス向上につながる可能性があります。

レイテンシー: ストレージやディスクのレイテンシーは、データの要求から取得までの時間差を表します。これには、キューで待機する時間も含まれます。この時間を最適化することが、システムのパフォーマンスに重要な場合があります。

キューの深さ: ストレージやディスクのキューの深さは、ストレージデバイスで入出力要求をペンディング可能な数を表します。

スループット: ディスク・スループットやデータ転送比率 (帯域幅と呼ばれることもあります) は、データがディスクから要求元へ、または要求元からディスクへ転送されるスピードを表します。

コンパイラーの最適化に関する詳細は、最適化に関する注意事項を参照してください。

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