インテル® Cilk™ Plus の配列表記 (アレイ・ノーテーション) 入門

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インテル® Cilk™ Plus によるデータ並列処理とスレッド並列処理: ビジュアル・コンピューティングのケーススタディー

この記事は、インテル® デベロッパー・ゾーンに掲載されている「Getting Started with Intel® Cilk™ Plus Array Notations」の日本語参考訳です。


はじめに

配列表記 (アレイ・ノーテーション) は、通常の C/C++ 配列でデータ並列操作を表現するインテル固有の言語拡張であり、インテル® C++ コンパイラーによりサポートされているインテル® Cilk™ Plus 機能の一部です (GCC 4.7 のブランチビルドで Cilk Plus がサポートされました)。配列表記を利用することで、ベクトル化 (http://software.intel.com/en-us/articles/a-guide-to-auto-vectorization-with-intel-c-compilers/) によりアプリケーションのパフォーマンスを向上できます。ベクトル化は、一度に複数の配列 (またはベクトル) 要素を操作するプロセッサーの能力を活用して、アプリケーションのパフォーマンスを向上する重要な機能です。インテル® コンパイラーには、ベクトル化を有効にする独特な機能が用意されています。開発者は、単純なプログラミング・スタイルとベクトル化を支援するコンパイラー機能を利用して、より多くのループがベクトル化されるようにコンパイラーに指示できます。このドキュメントでは、インテル® Cilk™ Plus の配列表記を用いて、コンパイラーに C/C++ コードのベクトル化を指示し、パフォーマンスを向上する方法を説明します。

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コンパイラーの最適化に関する詳細は、最適化に関する注意事項を参照してください。

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