インテル® SDK for OpenCL* Applications よくある問い合わせ

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インテル® SDK for OpenCL* Applications - サンプルパッケージのリリースノート


  1. OpenCL* とは?
  2. インテル® SDK for OpenCL* Applications とは ?
  3. インテル® SDK for OpenCL* Applications 2014 の新機能は ?
  4. インテル® SDK for OpenCL* Applications を入手する方法は ?
  5. OpenCL* 1.2 は開発者にどのようなメリットをもたらしますか ?
  6. インテルによる OpenCL* 標準の実装は、OpenCL* 1.2 仕様に完全に準拠していますか ?
  7. インテルはどれくらい OpenCL* 技術にかかわってきましたか ?
  8. インテル® SDK for OpenCL* Applications のサポートはどのように受けられますか ?
  9. 私が開発した OpenCL* コードをインテルと共有することはできますか ?
  10. インテルは OpenCL* のサンプルコードを提供していますか ?また、それらはどこで入手できますか ?
  11. Android* OS 上では、どのバージョンの OpenCL* 標準がサポートされますか ?
  12. SDK は、Android* Renderscript* をサポートしますか ?
  13. システム要件は何ですか ?
  14. インテル® SDK for OpenCL* Applications 2014 は、インテル以外のシステムにもインストールできますか ?
  15. サポートされるインテル® グラフィックス・デバイスとドライバーは何ですか ?
  16. インテル® SDK for OpenCL? Applications 2014 を使用して開発したアプリケーションを配布できますか ?
  17. インテル® SDK for OpenCL* Applications 2014 で開発した Ubuntu* アプリケーションを再配布できないのはなぜですか ?
  18. CPU パッケージを別途インストールする必要がありますか ?
  19. GPU 上で OpenCL* カーネルのデバッグはサポートされますか ?
  20. ブレークポイントを設定したり、OpenCL* カーネルのデバッグができません。どうしたら良いですか?
  21. インテル® HD グラフィックスとインテル® Iris™ グラフィック・ファミリーとは ?
  22. Apple* Mac OS* X 上のインテル® プロセッサーをサポートする OpenCL* は、提供されますか ?
  23. インテル® Media SDK と OpenCL* SDK の併用を推奨する状況はありますか ?
  1. OpenCL* とは?

    OpenCL* (Open Computing Language) は、ヘテロジニアス・システムでの汎用並列プログラミング向けのオープン標準として開発されました。OpenCL* は、マルチコア CPU、グラフィックス・プロセッサー、その他並列プロセッサーとコプロセッサーを混在して使用するクライアント・コンピューター、ハイパフォーマンス・コンピューティング・サーバー、そして携帯デバイス向けの高性能で移植性の高いコードを開発するソフトウェア開発者のための一意なプログラミング環境を提供します。標準化は、Khronos* によってリードされる OpenCL* ワーキング・グループで定義されます。詳しい情報は、khronos.org/opencl をご覧ください。

  2. インテル® SDK for OpenCL* Applications とは ?

    インテル® SDK for OpenCL* Applications は、無料でダウンロードでき、互換ドライバー、コードサンプル、開発ツール (Code Builder など)、最適化ガイド、そして最適化ツールのサポートを含むインテル® プラットフォーム向けの OpenCL* アプリケーション向けの総合開発環境を提供します。
    現在の SDK は、OpenCL* 1.2 仕様とインテル® HD グラフィックスおよびインテル® Iris™ グラフィックス・ファミリーを搭載する第 3 世代、第 4 世代インテル® Core™ プロセッサー、インテル® HD グラフィックを搭載するインテル® Atom™ プロセッサー、インテル® Xeon® プロセッサー、そしてインテル® Xeon Phi™ コプロセッサーをサポートしています。
    新しいインテル® SDK for OpenCL* Applications 2014: 旧バージョンに対し、アプリケーション開発のターゲットとして Android* OS のサポート、またアプリケーション開発のホストとして Ubuntu* OS のサポート、そして API デバッガーのような新しいツールが強化されています。さらに、新しいバージョンでは SPIR* 1.2 標準のプレビュー・サポートが提供されます。

  3. インテル® SDK for OpenCL* Applications 2014 の新機能は ?

    インテル® SDK for OpenCL* Applications 2014 は、サポート対象のプラットフォーム間で OpenCL* API と新しいデバッグ機能による統一されたソフトウェア開発環境を提供します。

    新機能:

    • インテル® CPU、インテル® Xeon Phi™ コプロセッサー、そしてインテル® グラフィックスをサポートする単一の SDK として提供
    • Android* 上では OpenCL* 向けのリモート開発をサポート
    • 新たにインテル® Atom™ プロセッサーをサポート
    • API レベルのデバッグ機能

    新しいプレビュー機能:

    • インテル® グラフィックス上での OpenCL* カーネルのステップ単位のデバッグ
    • コード最適のためのカーネルコードのアドバイス
    • SPIR 1.2 のコード生成

    サポートされる新機能に関する完全なリストは、リリースノート (英語) をご覧ください。

  4. インテル® SDK for OpenCL* Applications を入手する方法は ?

    インテル® SDK for OpenCL* Applications の各種パッケージとバージョンは、 intel.com/software/opencl から無料でダウンロードいただけます。

  5. OpenCL* 1.2 は開発者にどのようなメリットをもたらしますか ?

    OpenCL* 1.2 は、2012 年 12 月に Khronos group によって批准されました。OpenCL* 1.2 は、コンパイル、リンク、およびライブラリーのサポートを改善し、またグラフィックスとメディア・サーフェス共有を改善することで OpenCL* 開発者向けにソフトウェア設計における柔軟性を高めています。インテル® SDK for OpenCL* Applications は、OpenCL* テクノロジーのバージョン 1.2 で利用できる新機能を使用して開発する環境を提供します。

  6. インテルによる OpenCL* 標準の実装は、OpenCL* 1.2 仕様に完全に準拠していますか ?

    製品版の OpenCL* ランタイムは、インテル® グラフィックスを搭載する第 3 世代および第 4 世代インテル® Core™ プロセッサー、インテル® Atom™ プロセッサー (開発コード名 Bay Trail)、そしてインテル® Xeon® プロセッサーとインテル® Xeon Phi™ コプロセッサー向けに、完全に OpenCL* 1.2 仕様を満たしています。

  7. インテルはどれくらい OpenCL* 技術にかかわってきましたか ?

    インテルは、Khronos によってリードされる OpenCL* ワーキング・グループの創立メンバーでした。インテルは、OpenCL* 機能セットを現在と将来のインテル® アーキテクチャー上で OpenCL* 開発者をサポートする主要な提案者となっています。

  8. インテル® SDK for OpenCL* Applications のサポートはどのように受けられますか ?

    インテル® SDK for OpenCL* Applications サポートフォーラム に参加して、質問や問題を投稿してください。インテルのサポートチームは、質問に対応するためフォーラムの議論をモニターしています。このフォーラムは、CPU、インテル® HD グラフィックス、およびインテル® Xeon Phi™ コプロセッサー上の OpenCL* の問題に対処しています。

  9. 私が開発した OpenCL* コードをインテルと共有することはできますか ?

    この製品のサポートは、Intel® SDK for OpenCL* Applications Support Forum を介して行われます。フォーラムへの投稿の際に、コードファイルを添付するオプションが用意されています。SDK サポートチームと個人情報を共有する必要がある場合、プライベート・チャンネルを介してエンジニアへ回答の要求をしてください。
    インテルとより詳細な情報を共有するには、インテル® Software Partner に加入することをお勧めします。インテル® Software Partner に関しては、 https://software.intel.com/en-us/partner-home をご覧ください。

  10. インテルは OpenCL* のサンプルコードを提供していますか ?また、それらはどこで入手できますか ?

    インテルは、CPU、インテル® HD グラフィックス、そしてインテル® Xeon Phi™ コプロセッサー向けの OpenCL* サンプルコードを提供しています。各サンプルは、オンライン・サンプルページで入手できます。それらには、サンプルの説明、ホワイトペーパー、そして zip もしくは tar ファイル形式で圧縮されたサンプルコードが含まれます。サンプルコードは、SDK のページで入手できます。

  11. Android* OS 上では、どのバージョンの OpenCL* 標準がサポートされますか ?

    Android* OS では、Khronos の公開仕様に基づいて OpenCL* 1.2 がサポートされます。

  12. SDK は、Android* Renderscript* をサポートしますか ?

    Android* Renderscript* テクノロジーは、インテル® グラフィックスを搭載するインテル® Atom™ プロセッサー上の Android OS 4.4 (KitKat) でサポートされます。Renderscript でアプリケーションを高速化する方法については、インテル® INDE をご覧ください。

  13. システム要件は何ですか ?

    サポートされているオペレーティング・システム、ハードウェア、必要なソフトウェアに関する情報は、リリースノート (英語)のシステム要件をご覧ください。

  14. インテル® SDK for OpenCL* Applications 2014 は、インテル以外のシステムにもインストールできますか ?

    インテル® SDK for OpenCL* Applications 2014 をインストールして使用するには IA-32 もしくはインテル® 64 アーキテクチャー・プロセッサー・ベースの PC が必要です。

  15. サポートされるインテル® グラフィックス・デバイスとドライバーは何ですか ?

    以下のインテル® グラフィックス・デバイスが OpenCL* テクノロジーをサポートします:

    • インテル® Iris™ Pro グラフィックス 5200
    • インテル® Iris™ グラフィックス 5100
    • インテル® HD グラフィックス 4200/4400/4600/5000
    • インテル® HD グラフィックス 4000/2500
    • インテル® Atom™ プロセッサー (開発コード名 Bay Trail) のインテル® HD グラフィックス
    • インテル® Atom™ プロセッサー (開発コード名 Merrifield) の PowerVR G6400

    上記のグラフィックス・デバイスで OpenCL* テクノロジーを使用するには、インテル® グラフィックス・ドライバーのバージョン 15.33.3 以降が必要です。

  16. インテル® SDK for OpenCL? Applications 2014 を使用して開発したアプリケーションを配布できますか ?

    はい。OpenCL* 1.2 仕様に準拠する Windows* および Android* アプリケーションは、最新のドライバーを持つすべてのシステム上でシームレスに実行できます。インテル® SDK for OpenCL* Applications 2014 は、認定された OpenCL* ドライバーで動作します。ドライバーに関しては、https://software.intel.com/en-us/articles/opencl-drivers をご覧ください。

  17. インテル® SDK for OpenCL* Applications 2014 で開発した Ubuntu* アプリケーションを再配布できないのはなぜですか ?

    Ubuntu* OS のサポートは、Android* デバイスやエミュレーター上の OpenCL* アプリケーションのリモート開発を目的としています。Ubuntu OS を搭載するマシン上にインストールされる SDK で利用可能な OpenCL* デバイスは、ホストシステム上の開発環境にのみ提供され、ターゲットの Android* システムでテストと最適を行う前に、OpenCL* カーネルをホストマシン上でビルドすることを可能にします。

  18. CPU パッケージを別途インストールする必要がありますか ?

    第 3 世代および第 4 世代インテル® Core™ プロセッサー向けのインテル® グラフィックス・ドライバーは、GPU と CPU デバイス両方の OpenCL* ランタイムをインストールします。第 2 世代のインテル® Core™ プロセッサー・ファミリー向けの OpenCL* ドライバーを入手するには、https://software.intel.com/en-us/articles/opencl-drivers をご覧ください。

  19. GPU 上で OpenCL* カーネルのデバッグはサポートされますか ?

    はい。この新しいプレビュー機能は、スタンドアロンのコード・ビルダー・ツール (Kernel Builder) で利用可能です。

  20. ブレークポイントを設定したり、OpenCL* カーネルのデバッグができません。どうしたら良いですか?

    OpenCL* カーネルのデバッグは、CPU デバイスのみでサポートされます。Microsoft Visual Studio* IDE から CPU デバイス上の OpenCL* カーネルをデバッグするには、次の手順に従ってください。

    • Visual Studio IDE でデバッグ機能を有効にするには、[ツール] > [Code Builder] を選択し、[Option] で [Enable OpenCL* Kernel Debugging] チェックボックスをチェックします。
    • ホストコードで、clBuildProgram() に “-g -s” を渡してカーネルをビルドします。
    • デバッグされてるカーネルに #include ファイルが含まれていないことを確認してください。

  21. インテル® HD グラフィックスとインテル® Iris™ グラフィック・ファミリーとは ?

    第 3 世代および第 4 世代のインテル® Core™ プロセッサーには、強力なグラフィックス・エンジンが統合されています: インテル® HD グラフィックス、インテル® Iris™ グラフィックス、およびインテル® Iris™ Pro グラフィックス。Windows* 版インテル® グラフィックス・ドライバーは、インテル® Core™ プロセッサー (CPU) とインテル® HD グラフィックス (GPU) の両方で OpenCL* 1.2 デバイスをサポートします。最新のインテル® グラフィックス・ドライバーには、インテル® Atom™ プロセッサー・ファミリー (開発コード名 Bay Trail) 向けに OpenCL* 1.2 のサポートが追加されています。詳細は、intel.com/content/www/us/en/architecture-and-technology/hd-graphics/hd-graphics-developer.html を参照してください。

  22. Apple* Mac OS* X 上のインテル® プロセッサーをサポートする OpenCL* は、提供されますか ?

    現時点で、Apple 社が Mac OS* X の一部の機能として OpenCL* をサポートしています。特定の機能や互換性に関しては、Apple 社にお問い合わせください。

  23. インテル® Media SDK と OpenCL* SDK の併用を推奨する状況はありますか ?

    インテル® Media SDK とインテル® SDK for OpenCL* Applications は、互いに補完的なツールです。インテル® Media SDK は、インテル® プロセッサー・グラフィックスを使用し、メディア・エンコード、デコード、そして信号処理で最高のパフォーマンスを提供します。インテル® SDK for OpenCL* Applications は、インテルの CPU やインテル® プロセッサー・グラフィックスのいずれかで実行されるカスタムビデオ前処理フィルター向けにインテル® Media SDK を併用できます。SDK には、サンプルイラスト (https://software.intel.com/en-us/vcsource/samples/opencl-and-intel-media-sdk) が含まれます。

コンパイラーの最適化に関する詳細は、最適化に関する注意事項を参照してください。

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