インテル® SDK for OpenCL Applications 2013 よくある問い合わせ
- インテル® SDK for OpenCL* Applications 2013 R3 の新機能は ?
- インテル® SDK for OpenCL* Applications 2013 R2 の新機能は ?
- インテル® HD グラフィックスとインテル® Iris™ グラフィック・ファミリーとは ?
- どのようにインテル® SDK for OpenCL* Applications をダウンロードして、どのパッケージを使うべきですか ?
- サポートされるハードウェア・プラットフォームとオペレーティング・システムは何ですか ?
- どのような OpenCL* オプション機能が実装されていますか ?
- 新しい SDK で OpenCL* 1.1 アプリケーションは実行できますか ?
- Windows* 8.1 向けにアプリケーションを開発できますか ?
- インテル® SDK for OpenCL* Applications 2013 を使用して開発したアプリケーションを配布できますか ?
- インテル® SDK for OpenCL* Applications をアンインストールする方法は ?
- インテル® SDK for OpenCL* Applications を手動でアンインストールする方法は ?
- インテル® HD グラフィックスとインテル® Iris™ グラフィックス・ファミリー上の詳細情報はどこで入手できますか ?
- インテル® グラフィックスは、完全に実行ユニット(EU)を活用するコードを生成しますか ?
- インテル® SDK for OpenCL* Applications は、インテル® アドバンスト・ベクトル拡張(インテル® AVX と AVX2)を活用するコードを生成できますか ?
- OpenCL* にすべてのグラフィック実行ユニットや CPU コアを使用しないよう指定することはできますか ?
- インテル® SDK for OpenCL* Applications 2013 にはどのようなデバッグおよび最適化ツールが含まれますか ?
- Apple* Mac OS* X 上のインテル® プロセッサーをサポートする OpenCL* は、提供されますか ?
- インテル® Media SDK と OpenCL* SDK の併用を推奨する状況はありますか ?
- OpenCL* カーネルのデバッグはどのように行えますか ?
- インテル® SDK for OpenCL* Applications 2013 R3 の新機能は ?
旧バージョンとの機能比較:
- Windows* 7、Windows* 8、および Windows* 8.1 OS をサポートする単一 SDK パッケージ
- サポートされるすべての Windows* OS とインテル® Core™ プロセッサーおよびインテル® Atom™ プロセッサー向けのインテル® グラフィックス・ドライバー 15.33.8 以降をサポート
- ビデオ・モーション推測サンプル
- 更新されたヘッダーファイル:
- cl.hpp
- cl_ext.h
- インテル® SDK for OpenCL* Applications 2013 R2 の新機能は ?
旧バージョンとの機能比較:
- Windows* 8.1 OS 32 ビットおよび 64 ビットのサポート
- インテル® Atom™ プロセッサー・ファミリー・コード名 Bay Trail 向けの OpenCL* 1.2 準拠
- インテル® HD グラフィックスを搭載するインテル® Atom™ プロセッサー Z3000 シリーズ
- インテル® HD グラフィックスを搭載するインテル® Celeron® プロセッサー J1000/N2000 シリーズ
- インテル® HD グラフィックスを搭載するインテル® Pentium® プロセッサー J2000/N3000 シリーズ
- インテル® VTune™ Amplifier XE 2013 Update 12 以降を使用したインテル® プロセッサー・グラフィックス上の OpenCL* カーネル実行トレース
- cl_accelerator_intel
- cl_intel_motion_estimation
- インテル® HD グラフィックスとインテル® Iris™ グラフィック・ファミリーとは ?
第 3 世代および第 4 世代インテル® Core™ プロセッサーには、インテル® HD グラフィックス、インテル® Iris™ グラフィックスそしてインテル® Iris™ Pro グラフィックスなどの強力なグラフィックス・エンジンが統合されています。Windows* 版インテル® グラフィックス・ドライバーは、インテル® Core™ プロセッサー(CPU)とインテル® HD グラフィックス(GPU)の両方で OpenCL* 1.2 デバイスをサポートします。最新のインテル® グラフィックス・ドライバーには、インテル® Atom™ プロセッサー・ファミリー・コード名 Bay Trail 向けに OpenCL* 1.2 のサポートが追加されています。詳細情報は、intel.com/content/www/us/en/architecture-and-technology/hd-graphics/hd-graphics-developer.html をご覧ください。
- どのようにインテル® SDK for OpenCL* Applications をダウンロードして、どのパッケージを使うべきですか ?
OpenCL* サポート・パッケージには、3 つの構成があります:
- 開発ツールとドキュメントを含む SDK パッケージ。OpenCL* アプリケーションを開発する場合、このパッケージを使ってください。
- CPU とインテル® グラフィックス両方の OpenCL* 1.2 ランタイムを含む Windows* 7 および 8.1 対応インテル® グラフィックス・ドライバー。サポートされるシステムで完全な OpenCL* 機能を利用するには、最新のドライバーをインストールしてください。
- CPU デバイス向けのコンパイラーとランタイムを含む CPU ランタイムのみのパッケージ。SDK がインストールされていないもしくはインテル® グラフィックス・ドライバーが OpenCL* をサポートしない環境で OpenCL* 1.2 をテストする場合は、このパッケージを使用してください。
SDK パッケージをダウンロードするには、 SDK ページ(英語)を訪問ください。“Download” を選択し、プルアップ・メニューから必要なパッケージを選びます。詳細については、インストールの注意(英語)をご覧ください。
- サポートされるハードウェア・プラットフォームとオペレーティング・システムは何ですか ?
詳しくは、 リーリースノートのシステム要件(英語)をご覧ください。
- どのような OpenCL* オプション機能が実装されていますか ?
インテル® SDK for OpenCL* Applications は、多くの OpenCL* 1.2 機能オプションと DirectX*、OpenGL*、メディア・サーフェス共有など多くのコンポーネントとの相互利用などの拡張をサポートします。サポートされる完全な機能については、Intel SDK for OpenCL* Applications 2013 Users’ Guide (https://software.intel.com/sites/products/documentation/ioclsdk/2013/UG/index.htm) もしくは、SDK の リーリースノート(英語)をご覧ください。
- 新しい SDK で OpenCL* 1.1 アプリケーションは実行できますか ?
はい。OpenCL* 1.2 デバイスは、OpenCL* 1.1 アプリケーションと互換性があります。インテル® HD グラフィックをターゲットとして、インテル® SDK for OpenCL* Applications 2012 を使用して OpenCL* アプリケーションを開発した場合、それらのアプリケーションは新しい SDK で実行する必要があります。既知の問題と制限の詳細については、 リーリースノート(英語)をご覧ください。
- Windows* 8.1 向けにアプリケーションを開発できますか ?
はい。この SDK は、各種インテル・プロセッサー上のWindows* 7、8、8.1 向けにデスクトップ・アプリケーション開発の互換性を提供します。Windows* 8 デスクトップ・アプリケーションは、タッチ機能に加えて、従来の Windows デスクトップの柔軟性を維持します。最新のグラフィックス・ドライバーに更新済みであるか、こちらで確認できます。
- インテル® SDK for OpenCL* Applications 2013 を使用して開発したアプリケーションを配布できますか ?
はい。OpenCL* 1.2 準拠のアプリケーションは、最新のドライバーがインストールされているすべてのシステム上でシームレスに動作します。アプリケーションが、OpenCL* をサポートしないインテル® グラフィックス・ドライバーをターゲットとする場合、開発者はユーザに CPU のみのランタイムをダウンロードし、CPU 上でワークロードを実行することを指示できます。
- インテル® SDK for OpenCL* Applications をアンインストールする方法は ?
SDK コンポーネントを削除するには、[コントロール パネル] を使用するか、[スタート] > [すべてのプログラム] > [Intel® SDK for OpenCL* Applications 2013 R3] > [Uninstall] を実行します。
詳細については、 インストールの注意(英語)をご覧ください。
- インテル® SDK for OpenCL* Applications を手動でアンインストールする方法は ?
手動で SDK をアンインストールするには、次の手順に従ってください:
64 ビット・オペレーティング・システム向け:
- C:\Program Files (x86)\Intel\OpenCL SDK\ フォルダーを削除します。
- 環境変数 INTELOCLSDKROOT を削除します。
- PATH 環境変数を編集し、C:\Program Files (x86)\Intel\OpenCL SDK\\bin\x64|x86 へのパスを削除します。
- レジストリー・キー HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Intel\OpenCL [IntelOpenCL32.dll] を削除します。
- レジストリー・キー HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Intel\OpenCL [IntelOpenCL64.dll] を削除します。
- C:\Program Files\Intel\OpenCL SDK\ フォルダーを削除します。
- 環境変数 INTELOCLSDKROOT を削除します。
- PATH 環境変数を編集し、C:\Program Files (x86)\Intel\OpenCL SDK\\bin\x86 へのパスを削除します。
- レジストリー・キー HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Intel\OpenCL [IntelOpenCL32.dll] を削除します。
詳細については、 インストールの注意(英語)をご覧ください。
- インテル® HD グラフィックスとインテル® Iris™ グラフィックス・ファミリー上の詳細情報はどこで入手できますか ?
以下のインテル® グラフィックス開発者サイトで入手できます。このサイトには、一般的な情報、エンドユーザー向けドライバー・サポート・フォーラムへのリンク、使用可能なアプリケーション、そしてドライバーのダウンロード情報などが含まれます。
- インテル® グラフィックスは、完全に実行ユニット(EU)を活用するコードを生成しますか ?
一般的に、インテル® グラフィックス・ドライバーは、実行ユニット(EU)をフルに利用する OpenCL* コードを生成して実行するように設計されています。しかし、インテル® HD グラフィックスを使用して最高のパフォーマンスを得るには、 インテル® SDK for OpenCL* Applications – 最適化ガイド(http://software.intel.com/sites/products/documentation/ioclsdk/2013/OG/index.htm)を一読することをお勧めします。
- インテル® SDK for OpenCL* Applications は、インテル® アドバンスト・ベクトル拡張(インテル® AVX と AVX2)を活用するコードを生成できますか ?
はい。インテル® SDK for OpenCL* Applications 2013 では、インテル® アドバンスト・ベクトル拡張(インテル® AVX および AVX2)によるコード生成を含む、パフォーマンス向上が導入されています。インテル® AVX とインテル® AVX2 を使用した暗黙の CPU ベクトル・モジュールの生成は、ターゲット・プラットフォームが命令セットをサポートするかどうかに依存します。
- OpenCL* にすべてのグラフィック実行ユニットや CPU コアを使用しないよう指定することはできますか ?
デフォルトでインテル® HD グラフィックのすべての実行ユニットを利用するよう構成されており、これは変更できません。
しかし、CPU デバイス向けのインテル® SDK for OpenCL* Applications では、OpenCL* が使用する CPU コア数を制御することができるデバイス・フィッション・オプション(サブデバイスとして知られている)機能がサポートされます。デバイス・フィッションの詳細については、関連記事(英語)をご覧ください。 - インテル® SDK for OpenCL* Applications 2013 にはどのようなデバッグおよび最適化ツールが含まれますか ?
インテル® SDK for OpenCL* Applications 2013 は、OpenCL* アプリケーションのビルド、デバッグそしてチューニングのための総合環境を提供します。さらに、SDK は以下のインテルのプロファイル・ツールを利点を活用できます:
- インテル® VTune™ Amplifier XE
- インテル® グラフィックス・パフォーマンス・アナライザー (インテル® GPA)
次の表に利用可能なツールを示します:
ツール CPU インテル® HD グラフィックス(GPU) Kernel Builder (スタンドアロン) はい はい Microsoft Visual Studio* 2008 ~ 2012 に統合 はい はい ステップごとのカーネルデバッガー はい はい インテル® VTune™ Amplifier XE はい はい インテル® GPA はい はい 詳細は、ユーザーズガイドのツールの節(https://software.intel.com/sites/products/documentation/ioclsdk/2013/UG/index.htm#Programming_with_the_Intel_SDK_for_OpenCL_Applications_Tools.htm)をご覧ください。
CPU とインテル® Xeon Phi™ コプロセッサーをサポートする Linux OS 版のツールには、インテル® SDK for OpenCL* Applications XE があります。 - Apple* Mac OS* X 上のインテル® プロセッサーをサポートする OpenCL* は、提供されますか ?
現時点で、Apple 社が Mac OS* X の一部の機能として OpenCL* をサポートしています。特定の機能や互換性に関しては、Apple 社にお問い合わせください。
- インテル® Media SDK と OpenCL* SDK の併用を推奨する状況はありますか ?
インテル® Media SDK とインテル® SDK for OpenCL* Applications は、互いに補完的なツールです。インテル® Media SDK は、インテル® プロセッサー・グラフィックスを使用し、メディア・エンコード、デコード、そして信号処理で最高のパフォーマンスを提供します。インテル® SDK for OpenCL* Applications は、インテルの CPU やインテル® プロセッサー・グラフィックスのいずれかで実行されるカスタムビデオ前処理フィルター向けにインテル® Media SDK を併用できます。SDK には、これを説明するサンプルが含まれています(英語)。
- OpenCL* カーネルのデバッグはどのように行えますか ?
SDK の一部であるカーネルデバッガー (https://software.intel.com/sites/products/documentation/ioclsdk/2013/UG/index.htm#Programming_with_the_Intel_SDK_for_OpenCL_Applications_Tools.htm) は、Microsoft Visual Studio* へのプラグインとして提供され、インテル CPU 向けの使い慣れた Microsoft Visual Studio* ソフトウェア・デバッガーのインターフェイスを利用して、OpenCL* カーネルへステップインすることを可能にします。より多くのデバッグ情報を得るには、 printf 関数を CPU とインテル® HD グラフィックスの OpenCL* kernels 内部挿入します。
コンパイラーの最適化に関する詳細は、最適化に関する注意事項を参照してください。