インテル® System Studio 2015 版のインテル® C++ コンパイラー 15.0 – サポートされない機能
この記事は、インテル® デベロッパー・ゾーンに公開されている「User and Reference Guides for the Intel® C++ Compiler 15.0 for Intel® System Studio 2015」にある「Unsupported Features」の日本語参考訳です。
インテル® System Studio (ISS) に含まれるコンパイラーは、インテル® C++ コンパイラーのバージョン 15.0 をベースにしています。しかし、標準コンパイラーのバージョン 15.0 でサポートされるすべての機能やオプションが、ISS 版のコンパイラーで提供されるわけではありません。また、現在は、日本語版も提供されません。
インテル® System Studio 版のインテル® C++ コンパイラー 15.0 は、標準インテル® C++ コンパイラー 15.0 で実装される以下の機能をサポートしていません:
- OpenMP*
- インテル® メニー・インテグレーテッド・コア (インテル® MIC) アーキテクチャー
- スタティック解析
- ネイティブ Linux* のスレッド・ローカル・ストレージ (TLS)
- Xcode* IDE 統合
- Android* ターゲットでは、インテル® グラフィックス・テクノロジーはサポートされません。
注
- プロファイルに基づく最適化 (PGO) とインテル® Cilk™ Plus の機能は、ISS 版のインテル® コンパイラーでサポートされますが、Android* システム上では異なった動作となります。詳細については、https://software.intel.com/en-us/android/articles/using-advanced-intelr-c-compiler-features-for-android-applications (英語) をご覧ください。
- Microsoft* Visual Studio* と Eclipse* IDE は、ISS 版のインテル® コンパイラーでサポートされますが、製品ドキュメントに記載されるように統合方法と利用法が標準コンパイラーにおける統合および利用方法と大きく異なります。
さらに、ISS 版の インテル® C++ コンパイラー Android* 向けでは、次の機能がサポートされることに注意してください:
- 常に位置独立コードが生成されます。
- Long double は、64 ビットとして扱います。
サポートされる機能の最新情報は、インテル® System Studio 製品に含まれるリリースノートをご覧ください。
コンパイラーの最適化に関する詳細は、最適化に関する注意事項を参照してください