インテル® INDE Media Pack for Android* チュートリアル: デバイスから YouTube* へのビデオ・ストリーミング

この記事は、インテル® デベロッパー・ゾーンに掲載されている「Intel® INDE Media for Mobile Tutorials – Video Streaming from device to YouTube*」 (https://software.intel.com/en-us/articles/intel-inde-media-pack-for-android-tutorials-video-streaming-from-device-to-youtube/) の日本語参考訳です。

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このチュートリアルでは、インテル® INDE Media Pack for Android* を使ってデバイスから YouTube* へストリーミングする方法を説明します。

必要条件:

• インテル® INDE Media Pack for Android* の Camera Streaming サンプル:
• Wowza* Streaming Engine

Wowza* Streaming Engine のインストール:

Wowza* は任意のプラットフォーム (Microsoft* Windows*、Mac* OS X*、Linux*/Unix*) で使用できます。インストール・ガイド (英語) を確認してください。

Wowza* Streaming Engine の設定:

1. Streaming Engine Manager の Welcome ページで、上部にある [Applications] タブをクリックします。
2. Applications コンテンツペインで、[live] をクリックします。
3. コンテンツペインで、[Incoming Security]、そして [Edit] をクリックします。
4. [Incoming Security] ページが表示されます。次のようにオプションを設定し、[Save] をクリックします。
   
5. アプリケーションを再起動します。

YouTube* ライブイベントの設定:

1. YouTube* の [動画の管理] にある [ライブイベント] ページ (http://www.youtube.com/my_live_events) にログインします。
2. [ライブストリーミングを有効にする] をクリックし、アカウント情報を確認します。
   
3. [ライブイベントの作成] をクリックします。
4. [新しいイベントを作成] ページの [基本情報] で、ストリームに関する情報 (タイトル、説明、日時、地域など) を入力します。
5. [種類] で [カスタム (その他のエンコードオプション)] をオンにします。
   
6. [詳細設定] をクリックして、コメントの許可やストリームの録画に関する追加のオプションを設定します。
7. [予定を作成] ボタンをクリックします。
8. [取り込み設定] ページの [エンコーダの最大維持ビットレートを選択] で、ネットワークとエンコーディングの性能に最適なオプションを選択します。
9. [エンコーダを選択] で [その他のエンコーダ] を選択します。次のようなストリーム名とサーバー URL 情報が表示されます。
   
   後で参照するため、この情報をテキストファイルにコピーします。
10. [変更を保存] ボタンをクリックします。

Push Publishing AddOn のインストール:

Wowza* Streaming Engine 4 以降では、別途インストールする必要はありません。Push Publishing AddOn は、Wowza* Streaming Engine に組み込まれています。

Push Publishing AddOn の設定とテスト:

1. [Modules] タブは、高度な権限を持つ管理者だけがアクセスできます。
   
2. Wowza* Streaming Engine Manager のコンテンツペインで、ライブ・アプリケーションをクリックします。
3. [live] ページで、[Modules] タブをクリックします。
4. [Modules] タブで、次の操作を行います。

   ライブストリームの配信:

   1. [Edit] をクリックします。
   2. [Add Module] をクリックし、各フィールドに次の値を入力します。

      Name: ModulePushPublish
      Description: ModulePushPublish
      Fully Qualified Class Name: com.wowza.wms.pushpublish.module.ModulePushPublish
      

   3. [Add]、そして [Save] をクリックして、アプリケーションの再起動を促す画面が表示されたら [Restart] をクリックします。
      [ModulePushPublish] モジュールは、サーバーに配信される入力ライブストリーム (ソースストリーム) を待機します。Push Publishing AddOn を利用するには、[install-dir]/conf/PushPublishMap.txt ファイルに特定の構文で次の情報が指定されていなければなりません。現在、Streaming Engine Manager UI から PushPublishMap.txt ファイルを編集することはできません。前出のスクリーンショットを基に、Push Publishing マップファイルで次の一意のストリーム要素を設定します。

      Profile: rtmp
      Host(1): rtmp://a.rtmp.youtube.com
      Host(2): rtmp://b.rtmp.youtube.com
      Application(1): live2
      Application(2): live2?backup=1
      StreamName: ilya.aleshkov.hpw0-zadr-d849-4pbj
      

5. テキストエディターを使用して、[install-dir]/conf/PushPublishMap.txt ファイルを編集し、プライマリー・サーバーとバックアップ・サーバー用の配信ストリームを作成します。前出の YouTube* の [動画の管理] > [取り込み設定] ページのストリーム名とサーバー URL 情報で 更新した PushPublishMap.txt は、次のようになります。

   test={profile:”rtmp”, streamName:”ilya.aleshkov.hpw0-zadr-d849-4pbj”, host:”a.rtmp.youtube.com”, application:”live2”}
   test={profile:”rtmp”, streamName:”ilya.aleshkov.hpw0-zadr-d849-4pbj”, host:”b.rtmp.youtube.com”, application:”live2?backup=1”}
   

   PushPublishMap.txt ファイルでは、JSON 規格に準拠するため、キーと値を示す文字列を引用符 (“) で囲む必要があります。引用符で囲まれていない以前のファイルも一定期間はサポートされますが、Push Publishing の将来のバージョンでも利用できるように、ファイル編集時に更新しておくと良いでしょう。
6. [install-dir]/conf/PushPublishMap.txt ファイルを保存します。
7. Wowza* Streaming Engine を再起動します。

ライブストリームの配信:

1. Camera Streaming サンプルを起動します。適切なストリーム設定が使用されていることを確認します。
   
2. Wowza* Streaming Engine の [live] ページにある [Test Players] でストリームを確認します。
   
3. YouTube* にあるイベントの [ライブ コントロール ルーム] ページで [プレビュー] をクリックし、YouTube* のコンテンツ配信ネットワーク (CDN) で入力ストリームを処理できるようにします。「ストリームの状態」が「良好」の場合、「プレビュー」テスト・ビデオ・プレーヤーにスクロールして再生ボタンをクリックします。ライブビデオが再生を開始したら、Push Publishing ワークフローが正しく、ライブ・ストリーミングできることを示しています。
4. ライブストリームを配信する準備ができたら、YouTube* のイベントの [ライブ コントロール ルーム] ページで [ストリーミングを開始] をクリックします。これで、Wowza* Media Server からストリームが配信されます。[ライブ コントロール ルーム] ページの「プレビュー」テスト・ビデオ・プレーヤーにライブストリームが表示されたら、YouTube* へのライブ配信は成功です。