インテル® VTune™ Amplifier 2018 ヘルプ

サンプリング間隔の値 (SAV) の設定

カスタム・イベントベース・サンプリングのデータ収集では、インテル® VTune™ Amplifier がハードウェア・イベントベースのデータ収集中にサンプルを取得するためプロセッサーに割り込みをかける頻度 (Sample After Value - SAV) を設定できます。SAV は、サンプルを収集するトリガーとなるイベント数として数えられます。

小さすぎる SAV 値は、サンプリングのため頻繁に割り込みを発生し、パフォーマンスの低下と不安定なシステムの原因となります。インテル® VTune™ Amplifier は、この問題を防止するため最低値を設定します。推奨値は、プロセッサーごとに毎秒 1000 サンプルです。

インテル® VTune™ Amplifier は、ハードウェア・イベントのサンプリング間隔の値 (SAV) を自動で設定します。定義済みのハードウェア・レベルの解析タイプでは、サンプリング間隔の値 (SAV) が [Analysis Type (解析タイプ)] ウィンドウに表示されます。表にある各イベントのサンプリング間隔の値 (SAV) は編集できません。データ収集中に、インテル® VTune™ Amplifier はこの値を乗数で調整することがあります。乗数は、[Analysis Type] タブで指定される [sampling interval (サンプリング間隔)] 値に依存します。

デフォルトの SAV 値を変更するには、(既存のタイプを基に) カスタム・ハードウェア・イベントベース解析タイプを作成し、必要であればイベントを追加して、テーブルからイベントを選択して SAV 値を修正します。

サンプリング間隔の値 (SAV) の設定

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