インテル® VTune™ Amplifier 2018 ヘルプ

結果の比較

最適化の前後で解析結果を比較してパフォーマンス・ゲインを特定します。

定期的にこの機能を使用して回帰テストを行うと、それぞれのターゲットのパフォーマンスを容易に確認することができます。

また、一般的なパフォーマンス・メトリックの結果も比較できます。インテル® VTune™ Amplifier は、これらの一般的なメトリックに対してのみ比較データを適用します。

2 つの解析結果を比較するには:

  1. インテル® VTune™ Amplifier ツールバーの [Compare Results (結果の比較)] ボタンをクリックします。

    [Compare Results] ウィンドウが開きます。

  2. 比較する 2 つの結果を指定して、右にある [Compare (比較)] ボタンをクリックします。

    新しい結果タブが開き、パフォーマンス・メトリックごとの 2 つの結果の違いを示します。

新しいタブの名称は、2 つの結果の識別子を結合したものです。例えば、r001ccr005cc の並行性の結果を結合すると、r001cc-r005cc となります。比較モードのデータ表示では、[Compare Results] ウィンドウとタブのタイトルで指定されるあらかじめ定義された 2 つの結果の違いを計算して表示します。

使用するウィンドウ

説明

[Summary (サマリー)] ウィンドウ

2 つの結果と異なるシステム/プラットフォーム間のアプリケーション全体のパフォーマンスの差を解析します。[Summary] ウィンドウの違いを調査することから始めて、プログラムユニットごとの違いを特定するため [Bottom-up] 解析に移ります。

[Bottom-up (ボトムアップ)] ウィンドウ

2 つの結果のデータ列と、関数とその呼び出し元に関する 2 つの結果の違いを含む新しい列を解析します。

[Event Count (イベントカウント)] ウィンドウ

イベントベース・サンプリング解析で収集されたイベントカウントとハードウェア・イベントベースのメトリックごとのパフォーマンスを比較して違いを特定します。

[Top-Down Tree (トップダウン・ツリー)] ウィンドウ

関数とその呼び出し元に関して実行された 2 つの収集のパフォーマンスの違いを調査します。

[Caller/Callee (呼び出し元/呼び出し先)] ウィンドウ

関数 (呼び出し元と呼び出し先) のデータを比較することにより、最適化の前後のパフォーマンスの変化の全体図を取得します。

[Source (ソース)]/[Assembly (アセンブリー)] ウィンドウ

ターゲットを最適化する際に、入力値、コマンドライン引数、またはコンパイルオプションがどのようにパフォーマンスに影響するかを理解します。調査するプログラムユニットをダブルクリックして、ソース/アセンブリー・コードの各行のパフォーマンス・データを比較します。

関連情報