Wind River* Linux* およびインテル® VTune™ Amplifier とインテル® System Studio の統合レイヤーの設定

インテル® System Studio と統合レイヤーをインストール

必要条件: インテル® System Studio がインストールされるシステムに、 Wind River* Linux* がすでにインストールされていること。

インテル® System Studio のインストール中に、Wind River* Linux* との統合のオプションが表示されます。チェックボックスを選択して、Wind River* Linux* がインストールされている場所をブラウズします。インテル® System Studio のインストール時に、ホストシステムの Wind River* Linux* と自動的に統合されます。

ターゲットシステム向けにインテル® VTune™ Amplifier のパッケージを設定

1. Wind River* Linux* Workbench から [File] > [New] > [Wind River Linux Platform Project] を選択します。

   

2. [Build type] ドロップダウン・リストから [Platform] を選択して [Next] をクリックします。

3. プロジェクト名を入力し、[Finish] をクリックします。

   [Platform Project Configure] ウィンドウが開きます。

   

4. [Board] ドロップダウン・リストから、適切なボードタイプを選択します。

5. [Add Layer...] をクリックし、<WIND_HOME>/wr-iss-<version> にあるインテル® System Studio 統合レイヤーをブラウズします。[Add] をクリックしてウィンドウを閉じ、設定にレイヤーを追加します。

   

6. [Platform Project Configure] ウィンドウにある [Rescan Layers] をクリックします。

7. 再スキャンが終了したら、[Add Template...] をクリックします。[Add Templates] ウィンドウが開きます。

   

8. 適切なインテル® VTune™ Amplifier のテンプレートを選択して、[Done] をクリックします。1 つのテンプレートのみ指定できます。

   • ホストシステムからターゲットシステムのリモートデータ収集をサポートするには、intel-vtune-drivers を選択します。
   • ドライバーのサンプリングを有効にするコマンドライン・ユーティリティーを使用してネイティブデータ収集をサポートするには、intel-vtune-sep-driver を選択します。

   ヒント

   [Add Templates] ウィンドウのトップで、”vtune” と入力してテンプレート・リストをフィルターします。

9. [Run Configure] をクリックして設定コマンドを実行します。
10. [Finish] をクリックして設定を完了します。

ターゲットシステムのビルドとブート

インテル® VTune™ Amplifier のドライバーは、自動的にビルドされてターゲットシステムのイメージに統合されます。インテル® VTune™ Amplifier のコンポーネントは、ターゲットシステムの /opt/intel/ ディレクトリーにあります。

リモート解析の設定と実行

ホストシステム上で次に示す手順に従って、組込みデバイスでの解析を設定し起動します。このステップでは、intel-vtune-drivers テンプレートが選択されていると仮定しています。

1. RSA キーを使用して、ターゲットへのパスワードなしの SSH アクセスをセットアップします。

2. 新しいプロジェクトを作成します。

3. リモート Linux* (SSH) 解析ターゲットを選択し、収集の詳細を指定します。

4. 解析タイプを設定します。

5. 解析を開始します。