インテル® VTune™ Amplifier 2018 ヘルプ

インライン展開された関数のデータ表示

リリースモードでビルドされたアプリケーション向けにインライン展開された関数ごとのパフォーマンス・データを表示するように、インテル® VTune™ Amplifier のデータ表示を設定します。

このオプションは、インテル® Composer XE (12.1.333) 以降を使用して、/debug:inline-debug-info オプションでコードをコンパイルした場合にのみサポートされます。

インライン展開された関数のデータ表示:

  1. インテル® VTune™ Amplifier でアプリケーションのターゲットと解析タイプを設定して解析を実行します。

    インテル® VTune™ Amplifier はデータを収集し、デフォルトでは [Inline Mode (インラインモード)] > [Show inline functions (インライン展開された関数を表示)] オプションを有効にして結果を開きます。

  2. 収集したデータを解析します。

    インテル® VTune™ Amplifier は、インライン展開された関数を (仮想フレームで) 通常の関数として表示します。例えば、次のスクリーンショットでは、インライン展開された関数がすべて表示されているため、実際のホットスポットを特定できます。

  3. インライン展開された関数のソースコードを解析します。[Grouping (グループ化)] メニューで、[Source Function/Function/Call Stack (ソース関数/関数/コールスタック)] レベルを選択して、インライン展開された関数のインスタンスをすべて 1 つの行に表示できます。

    例えば上記の例で、インライン展開された関数 func2 をダブルクリックすると、最も CPU 時間を消費しているコード行を特定できます。

インライン展開された関数を非表示にする:

ツールバーで、[Inline Mode] ドロップダウン・メニューから [Hide inline functions (インライン展開された関数を非表示)] を選択します。

インテル® VTune™ Amplifier は、ビューポイントを更新して通常の関数のみを表示します。例えば次の例では、[Inline Mode] オプションが無効にされているため、インテル® VTune™ Amplifier は 2 つの通常関数のみを表示しています。

この関数のエントリーをダブルクリックしてソースを調査する場合、すべての CPU 時間はインライン展開された関数が呼び出されたコード行に関連付けられます。

関連情報