インテル® VPA とインテル® SBE によるビデオ品質の向上と効率良いエンコーダー/デコーダーの構築

この記事は、インテル® デベロッパー・ゾーンに公開されている「Improve Video Quality, Build Extremely Efficient Encoders & Decoders with Intel® VPA & Intel® SBE」の日本語参考訳です。


ビデオコーデック開発者の皆さん、これは魔法のようなエンコーダー/デコーダーリングかもしれません。ビデオ品質の向上と、安定性が高く効率良いエンコーダー/デコーダーの開発を支援する、インテル® Video Pro Analyzer 2017 (インテル® VPA) とインテル® Stress Bitstreams and Encoder 2017 (インテル® SBE) がリリースされました。 この記事では、最先端のインテルのビデオ解析ツールに関する技術的な情報を提供します。

製品詳細: インテル® VPA | インテル® SBE

インテル® VPA による AVC、HEVC、VP9、MPEG-2 向けビデオ品質とストリーミングの向上

エンコーダーのビデオ品質を向上し、規格準拠の徹底を素早く簡単に行うことができます。包括的なビデオ解析ツールセットであるインテル® VPA は、バージョン 2017 で複数の UI が拡張され、AVC、HEVC、VP9、MPEG-2 エンコード/デコード処理の検証、デバッグ、最適化を効率良く行えるよう支援します。

主な新機能:

最適化されたパフォーマンスと効率

ビデオコーデック開発者

  • HEVC ファイル・インデックス により、インテル® VPA がさらに使いやすく高速に。デバッグの最適化のロード/実行パフォーマンスと応答性が向上し、フレームの切り替えも素早く行えます。
  • MPEG-2 誤り耐性が向上 (以前は HEVC および VP9 解析で提供)。
  • デコード処理時間が大幅に向上 – HEVC では 30%、AVC では (AVC 再生の最適化と合わせて) 60% のスピードアップを達成。これには、ユーザーが GUI でデコードするフレームをクリックした際にいくつかの中間処理をスキップする最適化が含まれます。
  • ビデオ品質検証ツール の再生スピードが向上。さらに多くのストリームに関する情報も提供されるようになりました。

再生とナビゲーションの向上

バージョン 2017 の新しいパフォーマンス拡張には、デコーダーのパフォーマンスの最適化が含まれています。リニア再生およびインデックス作成 (HEVC) により、ストリーム内のナビゲーションが大幅に高速化されました。HEVC 再生は 1.4 倍、AVC 再生は 2.2 倍向上しました。1

  • HEVC 再生 (濃い青色のバー) と AVC 再生 (薄い青色のバー) は、2160p @ 100 フレームのアメリカの都市のタイムラプス動画の 1 場面の平均ロード時間を示します。
  • HEVC ランダム・ナビゲーションのパフォーマンス解析 (オレンジ色のバー) が 12 倍向上しました。これは、HEVC/AVC ビデオにおける現在のフレームから以前のフレームへのランダムアクセスのレイテンシーの差異を示します。

UI 拡張

  • エラーメッセージのフィルターと修正を保存するための新しい設定
  • 保存/ロードに関する追加オプション (表示/デコード順、フィールド/フレーム、yuv モードほか)
  • GUI 画像キャッシング

さらに、この高度なビデオ解析ツールを使用することで、BT.2020 対応 UHD のイノベーションが可能です。インテル® VPA の機能詳細製品サイトも参照してください。インテル® VPA は、Linux*、Windows*、OS X* で利用できます。

すでにインテル® VPA をお持ちの方は、インテル® VPA 2017 を今すぐダウンロードできます。

まだお持ちでない方は、評価版 (無料) をご利用いただけます。2

迅速な最適化に役立つ情報


インテル® SBE 2017 による規格準拠の HEVC/AVS2 デコーダーの構築

インテル® SBE は、VP9、HEVC、AVS2 向けのデコーダー、トランスコーダー、プレイヤー、ストリーミング・ソリューションの広範な検証を支援するストリームとツールのセットです。テスト用のカスタム・ビットストリームを作成し、範囲と用途に合わせてストリームベースを最適化することもできます。

バージョン 2017 の新機能:

  • HEVC サポートの拡張 (デコーダーが規格へ完全準拠することを保証する構文を含む)
  • ビデオ会議向け長期リファレンス生成サポート
  • AVS2 Main および Main 10 向けランダムエンコーダー (AVS2 規格委員会のメンバーのみ利用可) (AVS2 フォーマットは、中国で広く使用されています。)
  • 最近策定された AVS2 規格に準拠

詳細は、インテル® SBE サイトを参照してください。

インテル® SBE 評価版 (無料) は、こちらからダウンロードいただけます。2


1 ベースライン・システム構成: Microsoft® Windows® 8.1 上で動作するインテル® VPA 2017 と インテル® VPA 2016。インテルのカスタマー・リファレンス・プラットフォーム、インテル® Core™ i7-5775C プロセッサー (3.40GHz、32GB DDR3 DRAM)。Gigabyte* Z97-HD3 デスクトップ・ボード、32GB (4 x 8GB DDR3 PC3-12800 (800MHz) DIMM)、500GB インテル® SSD、インテル® ターボ・ブースト・テクノロジー有効、インテル® ハイパースレッディング・テクノロジー有効。出典: 2016 年 8月現在のインテル社内での測定値。

性能に関するテストに使用されるソフトウェアとワークロードは、性能がインテル® マイクロプロセッサー用に最適化されていることがあります。SYSmark* や MobileMark* などの性能テストは、特定のコンピューター・システム、コンポーネント、ソフトウェア、操作、機能に基づいて行ったものです。結果はこれらの要因によって異なります。製品の購入を検討される場合は、他の製品と組み合わせた場合の本製品の性能など、ほかの情報や性能テストも参考にして、パフォーマンスを総合的に評価することをお勧めします。詳細については、www.intel.com/performance (英語) を参照してください。一部の機能を利用するには、システムにサードパーティのハードウェア、ソフトウェアまたはサービスが必要になります 詳細は、システム・プロバイダーにお問い合わせください。

最適化に関する注意事項: インテル® コンパイラーでは、インテル® マイクロプロセッサーに限定されない最適化に関して、他社製マイクロプロセッサー用に同等の最適化を行えないことがあります。これには、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 2、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 3、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 3 補足命令などの最適化が該当します。インテルは、他社製マイクロプロセッサーに関して、いかなる最適化の利用、機能、または効果も保証いたしません。本製品のマイクロプロセッサー依存の最適化は、インテル® マイクロプロセッサーでの使用を前提としています。インテル® マイクロアーキテクチャーに限定されない最適化のなかにも、インテル® マイクロプロセッサー用のものがあります。この注意事項で言及した命令セットの詳細については、該当する製品のユーザー・リファレンス・ガイドを参照してください。注意事項の改訂 #20110804

2 評価版では、ストリーム数やその他の機能が制限されることがあります。これらの制限がない状態での評価を希望される場合は、インテルの営業部門までお問い合わせください。

コンパイラーの最適化に関する詳細は、最適化に関する注意事項を参照してください。

Microsoft および Windows は、米国 Microsoft Corporation の、米国およびその他の国における登録商標または商標です。
* その他の社名、製品名などは、一般に各社の表示、商標または登録商標です。

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