インテル® Distribution for Python* と Anaconda* を使用する

インテル® ディストリビューションの Python*

この記事は、インテル® デベロッパー・ゾーンに公開されている「Using Intel Distribution for Python with Anaconda」(https://software.intel.com/en-us/articles/using-intel-distribution-for-python-with-anaconda) の日本語参考訳です。


私たちは、Anaconda* からインテル® Distribution for Python* を簡単に利用できるよう作業を続けてきました。最初に conda を conda 4.1.11 以降にアップデートする必要があります。

conda update conda

利用可能であれば、conda のデフォルトパッケージに intel パッケージを加えます。

conda config --add channels intel

インストール時に新しい環境を作成することを推奨します。core python3 環境をインストールするには、次のように行います。

conda create -n idp intelpython3_core python=3

python2 が必要な場合:

conda create -n idp intelpython2_core python=2

完全なインテル・ディストリビューションにする場合、”core” パッケージ名を “full” で置き換えます。python3 の場合、次のようにします。

conda create -n idp intelpython3_full python=3

その後、環境をアクティベートするため、通常の手順に従って操作します。
Linux*/OS X* の利用者:

source activate idp

Windows* の利用者:

activate idp

これで、Python*、NumPy*、SciPy* などを含む core 環境が設定されました。通常の conda install コマンドを使用して、追加パッケージを使用できます。例えば、intel sympy をインストールするには、次のようにします。

conda install sympy

インテル以外のパッケージは、通常のようにインストールします。例えば、affine をインストールするには、次のようにします。

conda install affine

利用可能なインテルのパッケージは、以下で確認できます: https://anaconda.org/intel/packages (英語)

EULA を許諾するダイアログを表示しないため、環境変数を設定します。これは、対話操作なしのインストールを可能にします。Linux* 上の bash では以下の操作を行います。

export ACCEPT_INTEL_PYTHON_EULA=yes

Continuum 社の Python* 環境へインテルパッケージをインストールしたい場合、、他のパッケージへの切り替えを避けるためフラグ (no-update-deps) を追加する必要があります (Python* 自身からインテルのビルドへのような):

conda install numpy -c intel --no-update-deps

トラブルシューティング

次のようなエラーレポートが表示されました:

CondaOSError: OS error: failed to link (src=u'/Users/userx/anaconda2/pkgs/python-2.7.12-intel_3/lib/python2.7/BaseHTTPServer.pyc', dst='/Users/userx/anaconda2/envs/idp/lib/python2.7/BaseHTTPServer.pyc', type=1, error=OSError(2, 'No such file or directory'))

すでに問題の修正プログラムは用意されており、anaconda.org でまもなくパッケージがアップデートされます。それまでは、該当する利用者は conda ユーティリティーのバージョンをダウングレードすることで、問題を回避してください。

conda install conda=4.1.11

コンパイラーの最適化に関する詳細は、最適化に関する注意事項を参照してください。

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