独自のラッパー・ライブラリーのビルド

インテル® oneMKL特集
この記事は、インテル® MKL リファレンス・マニュアルの項目「インテル® マス・カーネル・ライブラリーの FFTW3 インターフェイス」の一部です。

インテル® マス・カーネル・ライブラリー (インテル® MKL) への FFTW3 ラッパーは、インテル® MKL に統合されたライブラリー版と、ソースコードの両方の形式で提供されます。ソースコード版を利用すると、全く同じ機能を備えたスタンドアロンのラッパー・ライブラリーをビルドすることができます。通常、独自のラッパーをビルドする必要はありませんが、インテル® Fortran コンパイラーとは異なる名前修飾の規則を使用するコンパイラーで Fortran アプリケーションをコンパイルする場合や、Fortran の名前修飾を変更するコンパイラー・オプションでビルドする場合は、適切な名前の変更規則を使うラッパーをビルドする必要があります。

ラッパーのソースコード、makefile、関数リストのファイルはインテル® MKL ディレクトリー以下の .\interfaces\fftw3xc (C ラッパー) と .\interfaces\fftw3xf (Fortran ラッパー) にあります。

ラッパーをビルドするには、次の操作を行います。

  1. ラッパーのディレクトリーに移動します。

  2. 必要なターゲットとオプションの引数を指定して、make (Linux* OS および Mac OS* X) または nmake (Windows* OS) コマンドを実行します。

ターゲットとして設定可能な値は {lib32、lib64、libem64t} のいずれかで、プラットフォーム・アーキテクチャーを定義します。その他の引数はコンパイラー、デフォルトの INTEGER 型のサイズ、およびラッパー・ライブラリーの出力先を指定します。各引数の詳細と最新情報は、makefile を参照してください。

次の例では、make コマンドを使用して、インテル® 64 アーキテクチャー・ベースの Linux* OS システムで GNU g77 Fortran から使用するインテル® MKL への FFTW3 Fortran ラッパーをビルドします。

cd interfaces/fftw3xf
make libem64t compiler=gcc fname=a_name__ install_to=/my/path  

このコマンドは、GNU* gcc コンパイラーを使用してラッパー・ライブラリーをビルドし、libfftw3xf_gcc.a という名前のファイルを /my/path に出力します。生成されるライブラリーの名前には使用されたコンパイラーの名前が含まれます。これは、オプション引数で変更できます。

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